教え子の死が問いかける「今を生きる意味」 事件をのみ込めないまま

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深掘り2026年9月9日 4時00分有料記事藤田大道殺害された教え子の小林順子さんの自己紹介カードを見つめる上智大教授の東郷公徳さん=2026年8月20日午後0時15分、東京都千代田区の同大、藤田大道撮影 授業中に寝ている学生がいても、頭ごなしに怒らない。「部活動で輝いているかもしれない」と、教室では見えない学生の姿を想像する。 学生一人ひとりに、自分には見えていない人生があり、その人生が当たり前に続くとも限らない――。上智大学外国語学部英語学科でシェークスピアを研究する東郷公徳(たかのり)さん(62)は、そう思うようになった。 学生と向き合うとき、今も折に触れて思い浮かべる教え子がいる。 その女子学生と知り合ったのは、1993年。母校の上智大の講師になったばかりのころだった。当時の姿を、今でも鮮明に覚えている。 「葛飾・柴又出身の下町っ子、小林順子です」 新入生の自己紹介。気さくな雰囲気で、はにかむような笑顔が印象的だった。上智大4年生の時に殺害された小林順子さんが、入学直後に授業で提出したという自己紹介カード=2026年8月20日午後0時14分、東京都千代田区の同大、藤田大道撮影 順子さんは、原語で英文学を読み解く東郷さんの授業を受けていた。リポート課題では、課題作品に指定していなかったジョージ・オーウェルの社会派作品「動物農場」をあえて選んだ。 オーウェルは、作家であり、ジャーナリストでもあった。順子さん自身もジャーナリストを夢見ていたことを、後から知った。 授業を受講し終えた後も、新入生を歓迎するオリエンテーションの担当学生と担当教員として、やり取りが続いた。 順子さんは面倒見のいいタイプで、人前に立つことをいとわない。周囲に気を配り、会計係といった裏方の仕事も丁寧にこなしていた。小林順子さん=遺族提供 知り合ってから3年半後の1…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月8日 (火)アンダーパス冠水 相次ぐ事故みずほ楽天カード 還元率2%ガソリン価格 不自然な値動き9月7日 (月)玉木氏、国民民主党代表3選悠仁さま、20歳に温暖化進めばスキー場7カ所に9月6日 (日)中低所得者に現金給付を検討メルカトル図法やめて 採択一番茶 静岡が2年ぶり首位9月5日 (土)来年度予算要求、過去最大に違法移植、医師らを書類送検日本人が20年連続受賞トップニューストップページへ留学2日前に夢を絶たれた娘 夫婦で供え続ける食事は2万回を超えた4:00相次ぐ豪雨の背景は? 大気中の水蒸気増加、過去と同じ気圧配置でも22:18米軍、嘉手納と普天間のPFAS汚染源認める 日本政府は公表せず20:20事実上解体の中道 立憲系は新党、公明系は公明へ 衆院で統一会派20:50農家や外食業界の支援を明記 財源は後回し 消費減税の大綱案が判明21:39日本の学力、健康診断なら「経過観察」 専門家が懸念する世界の傾向16:30