朝日新聞連載見過ごされた児童虐待 「無理心中」をなくすには記事2026年9月10日 12時00分(2026年9月10日 12時59分更新)有料記事長富由希子 これまで「心中」と呼んできた事案を、今後は「保護者の自殺を伴うこどもの虐待死」と呼ぶ――。児童虐待死を検証するこども家庭庁の専門委員会は10日、約20年使い続けた用語を変更した。こども家庭庁も用語を見直す方針。相愛の男女が合意して自殺する意味もある「心中」という言葉に対し、「子殺しの現実を覆い隠している」などと識者らが批判していた。つないだ親子の手(写真は本文と関係ありません) 専門委は、自治体から報告された児童虐待の2003年以降の死亡事例を毎年検証している。親が子どもを殺害して自らも自殺を図ることを、昨年までは「心中による虐待死」と呼んでいた。 専門委によると、検証を始めた03年分から10日発表した24年度分までで少なくとも679人の子どもが自殺を図る保護者によって死亡させられた。子殺しの現実、「心中」という言葉が隠す こうした事案は、親の側も事情を抱えて死亡する場合が多いことなどから「児童虐待だとの認識が社会に薄く、親の愛情ゆえの行為だと美化されるケースもある」と専門家らが問題視。「心中」という言葉では「子殺しの実態が伝わらない」などと指摘されてきた。 専門委は昨年の報告で「こどもは保護者の所有物ではなく、権利の主体だ」との認識を社会が持つことが重要だと指摘。用語見直しの必要性に言及していた。米国・韓国は「殺害」「自殺」を併記 米国や豪州の「filici…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人長富由希子大阪社会部専門・関心分野社会保障、人権、精神疾患、原爆連載見過ごされた児童虐待 「無理心中」をなくすには(全9回)この連載の一覧を見る関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月10日 (木)上智大生殺害 未解決30年中道「解体」正式決定米軍 PFAS汚染源認める9月9日 (水)羽田、管制指示違反に新規制日本の15歳学力、上位維持エッフェル塔でストライキ9月8日 (火)アンダーパス冠水 相次ぐ事故みずほ楽天カード 還元率2%ガソリン価格 不自然な値動き9月7日 (月)玉木氏、国民民主党代表3選悠仁さま、20歳に温暖化進めばスキー場7カ所にトップニューストップページへ警察庁の前サイバー課長を懲戒免職 捜査費百数十万円を私的流用か12:45独自張本勲さんが死去 86歳、プロ野球最多の通算3085安打10:49中部電が電気料金12億円を過大請求 原価算定に誤り、把握後も放置12:21タワマン宅配、駐車場不足を嘆く業者「仕事にならない」 行政も対策5:00トランプ政権は10点中何点?中間選挙で何を重視? 共和党員に聞く11:30映画になったネルソンさんが日本に眠るわけ 戦争加害を語り続けて9:00