毎日新聞 2026/9/11 11:00(最終更新 9/11 11:00) 有料記事 1546文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷来日し安倍晋三首相との会談に臨むニュージーランドのアーダーン首相=東京都千代田区の首相官邸で2019年9月19日、川田雅浩撮影 国のトップは、いかにあるべきか――。 古今東西問われる中、30代で首相に就任し、産休を取るなどして注目されたニュージーランドの元首相、ジャシンダ・アーダーンさんの『KINDNESS(カインドネス) 思いやりと優しさで世界を変える』(神崎朗子さん訳、河出書房新社、3960円)は多くの示唆を与えてくれる。 海外でベストセラーになった話題の回顧録について、ライターの武田砂鉄さんに書評を寄せてもらった。そういう首相が存在した、記憶 政治家の回顧録はどうしても自慢話が多くなり、不都合な事柄がカットされたり、真実を知っているのは私だと開き直ったりもするので、受け止める側が引き算しながら読む必要がある。だが、この回顧録はむしろ、自分自身で価値やキャリアを引き算してしまう悩みが随所で吐露されている。 2017年、37歳でニュージーランド首相に選出され(当時最年少)、23年に首相を辞任したジャシンダ・アーダーンは高校時代に出会った先生から「インポスター症候群」との言葉を学んだ。社会から高い評価を得ているのに、自己評価が低く、運が良かっただけではないか、周囲を騙(だま)しているのではないかと考えてしまう状態を指す。とりわけ女性に多いとされる。 彼女は首相に就任してからも学校訪問を欠かさず、学生たちに「政治家って、どんな人だと思いますか?」と問いかけた。利己的。年寄り。信用できない。嘘(うそ)つき。ハゲ。そんな答えが並ぶ中、「思いやり」と答えた女性がいた。インポスター症候群に悩んだアーダーンは、彼女に「あなたが自分の欠点だと思っている性質のすべてが、やがてはあなたの強みになります」と語りかける。 思いやりと優しさ。そんな理想的な言葉で政治は変えられないと片付ける動きは常にあるが、それでも辛抱強く持ち続けた。「世界はとても大きく、人生は壊れやすい。それでも、たったひとりでも、世…この記事は有料記事です。残り755文字(全文1546文字)あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>