2026年9月11日 12時00分木野村隆宏 相川智広島市役所=2024年12月10日午後0時31分、広島市中区、魚住あかり撮影 広島市は、社会福祉法人「順源会」(佐伯区)が2015~24年度、飲食費やゴルフプレー代など計約1800万円を不適切に支出していたと発表した。市によると、理事長にこの金額を法人に返還するよう指摘したが、法人側は「不適切だとの認識がなかった」として理事長への請求はしないという。 市によると、順源会は児童養護施設や障害者支援施設などを運営。昨年度は約15億円の収入があり、このうち約8億円が国や自治体からの給付費など公費収入だった。 市は順源会の施設への監査で、飲食費の支出に疑義が生じたため、昨年9月~今年2月に特別監査をした。その結果、10年間で1884万7190円(615件)の不適切支出を認定した。 主な内訳は、飲食・飲酒費約1092万円(254件)▽政治資金パーティー券の購入費218万円(132件)▽同パーティー参加のための旅費約120万円(15件)▽政治団体への寄付約47万円(21件)▽会員制飲食クラブの年会費約127万円(116件)▽ゴルフプレー代など約176万円(36件)だった。 政治団体への寄付については、市は政治資金規正法が禁じる寄付にあたるとも指摘した。市はこれらの支出は理事長が指示、容認したとして、全額を順源会に返還するよう求める指摘をした。 だが、順源会は理事会で協議した結果、理事長に請求しないことを決めたという。市の担当者は「市に返還させる権限はなく、法人の経営判断を尊重するしかない」とする。 順源会の山崎喜久雄理事長は取材に「かつて県から法人の経費で出すよう言われたが、市の指摘を受けて今後はしない」と答えた。指摘された支出については「政治家とのゴルフコンペや、行政の人間との付き合いで会員制の飲食店を使った」と話した。 順源会の担当者は「会計基準があいまいだったところは反省すべきところで、今後は適切に運用する。理事長が不適切な支出と認識していなかったことはやむを得ないと判断し、請求はしない」と話した。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人相川智広島総局|事件・司法担当専門・関心分野政治、地方創生、スポーツ、交通こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月11日 (金)子の殺害「心中」ではないアップル初 折りたたみスマホラスカー賞 日本から4人受賞9月10日 (木)上智大生殺害 未解決30年中道「解体」正式決定米軍 PFAS汚染源認める9月9日 (水)羽田、管制指示違反に新規制日本の15歳学力、上位維持エッフェル塔でストライキ9月8日 (火)アンダーパス冠水 相次ぐ事故みずほ楽天カード 還元率2%ガソリン価格 不自然な値動きトップニューストップページへトランプ党支える宗教運動と若者たち 結んだ「殉教者」かつぐ党大会11:30相模原17歳死亡、一緒にいた中学生への傷害容疑 少年4人を逮捕12:00政府職員らの個人情報24万件漏洩か デジ庁サービスに不正アクセス11:16100日連続で世界の海面水温の高温記録更新 温暖化の安全弁に危機12:00坂本龍一さんが「そこにいる」 立体映像で再会、そして胸に迫る不在9:00友人が語る紀子さまの「素顔」 旅先でお忍び訪問、深く傷つく様子も0:00