クマ禍を生きる毎日新聞 2026/9/14 11:00(最終更新 9/14 11:00) 有料記事 2419文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷個人間取引(CtoC)のサイトに出品されるジビエ=スクリーンショットから 健康志向などで、クマやシカなどの野生動物の肉は近年「ジビエ」として人気が高まっている。 捕獲頭数の増加もあってかオンラインでの個人間取引(CtoC)も散見されるが、その肉は安全だろうか。 「グレー」なジビエの安易な信頼と購入には注意が必要だ。実態不明のジビエ売買 「思った以上に自由に売買されており、公衆衛生上の課題です」 そう指摘するのは、国立環境研究所(国環研)主任研究員の久保雄広さん(生物多様性経済学)だ。 ジビエにはE型肝炎ウイルスや腸管出血性大腸菌、寄生虫による食中毒のリスクがあり、適切な食肉加工や調理が必須。 久保さんらのチームは2025年、CtoC市場でのジビエの取引を調査した論文を発表した。 久保さんらはまず、さまざまな商品を個人で取引できる「Yahoo!オークション(ヤフオク)」で13年1月~23年12月の販売データを調べた。 その結果、ジビエの取引件数は計3万3033件あり、最多はイノシシの2万1563件で、最も少ないヒグマでも771件に上った。 シカの取引は年を追うにつれ増加傾向で、ツキノワグマも上昇傾向がみられた。 ヤフオクを記者が26年8月に確認すると、食用として「熊肉」「ヒグマ」「鹿肉」と表記された商品が並び、買い手もついていた。 商品説明には「よく加熱して」「解体後に冷凍」「食品衛生法に基づく処理施設で取り扱い」などと記されているが、実態は不明だ。 ヤフオクのガイドラインでは、食品衛生法や都道府県条例に反する食材の出品は禁止されているが、品質管理が徹底されている肉が並んでいるのかは判然としない。 こうしたサイトは出品者の匿名性が確保されているため、肉の出所が不明なこともある。 ジビエ販売を繰り返しているある出品者の商品は、捕獲方法や肉の処理施設、出荷までの詳しい保存方法などが分からず、サイトを通じて管理体制などを質問してみたが、出品者から返答はなかった。 ヤフオクの運営会社・LINEヤフーは「出品者に対しては関係法令及びルールの順守を強く求めています。AI(人工知能)による自動検知や専任スタッフのパトロール、ユーザー様や関係機関からの違反申告に基づく確認、対処を日々実施し、不適切な取引の排除に努めています」とコメントした。 個別の取引や商品への対応については、回答を控えるとした。 久保さんらが論文でヤフオクを取り上げたのは一定期間の販売データを収集できたためで、他のフリマサイトでもジビエの取引は多数確認できた。 久保さんは「不透明な説明の商品が多く、小売店と違って品質保証もしていないでしょう」と指摘し、「私は怖くて買えませんね」と率直だ。 <記事後半の主な内容> ・サイトの監視体制は ・ジビエは増える? ・プロはリスクをどう見る管理外肉の取引は拡大か 厚生労働省によると、継続的に不特定多数に販売する営業行為をする場合、食品衛生法に基づいた営業許可が必要だ。 食肉処理業の許可がある施設での解体や、国際基準の食品衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理も求められる。 サイトの監視体制につい…この記事は有料記事です。残り1132文字(全文2419文字)【前の記事】もう「事件」は起こさない クマ対策、カギを握る最新技術関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>