2026年9月の月例更新プログラムを適用した環境で、Windows 11のファイルを自動バックアップする「ファイル履歴(File History)」機能が動作しなくなる不具合が発生していました。設定を変えていないにもかかわらずバックアップが止まるという問題が多数報告されており、Microsoftが正式に認めたのは9月22日になってからです。不具合は、9月8日に配信されたKB5124008(Windows 11 25H2 Build 26200.9445 / 24H2 Build 26100.9445)が原因とされ、オプションのプレビュー更新KB5124010でようやく部分的に修正されました。ファイル履歴の具体的な不具合ファイル履歴は外付けドライブやネットワークドライブに自動でバックアップを作成し、過去の状態に戻せる便利な機能です。しかし9月のアップデート後、以下のような問題が確認されました。接続しているはずのバックアップドライブを認識できず、「ドライブを再接続してください」という誤った警告が表示される「最後のバックアップ日時」が更新されず、正しいバックアップ履歴が見られないFileHistory.exeがクラッシュし、イベントビューアーにエラーが記録される新しいSSDでもバックアップが動作しないなど広範囲で問題が発生していた模様です。Microsoftの対応:緊急アップデートと追加修正Microsoftは9月14日(現地時間)に緊急アップデートKB5129195を配信し、9月の月例更新プログラムで報告されていたRDPやLinuxアプリ、マルチチャンネルオーディオの不具合を修正しました。しかしファイル履歴の問題は未解決のままでした。その後、9月22日に公開されたKB5124010でようやくファイル履歴の修正が入り、バックアップが再び動作するようになりました。[File History (known issue)] Fixed: This update addresses an issue where File History might fail to back up or restore files to an external drive or network location. Affected devices might incorrectly display a “Reconnect your drive” message even when a compatible backup drive is connected and working properly.[File History(既知の問題)] 修正済み:この更新プログラムでは、File History が外付けドライブやネットワーク上の保存場所へのバックアップや復元に失敗する可能性がある問題を修正しています。影響を受けたデバイスでは、互換性のあるバックアップドライブが正常に接続されているにもかかわらず、誤って 「ドライブを再接続してください」 というメッセージが表示される場合がありました。ただし、完全に直ったわけではなく、「今すぐ実行」ボタンが正しく動作しないなど、部分的な不具合は残っているようです。ファイル履歴の完全修正は10月13日の月例更新プログラムまで待つ必要がある可能性が高く、バックアップが不安定な間は、OneDriveなどクラウドバックアップを併用するのが安全です。[via Windows Latest]