匿流捜査「今の手法に限界」 被害止まらず、焦りと遠隔解析への期待

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現場から2026年9月24日 13時19分有料記事西岡矩毅 八木拓郎 匿名・流動型犯罪グループ(匿流)が使うスマートフォンを遠隔解析する新たな制度に向け、警察庁の有識者検討会の提言がまとまった。早急な導入が求められているが、その背景には、匿流ならではの捜査の難しさや、被害の深刻さがある。 匿流は「ルフィ」などと名乗り、フィリピンにいた指示役らによる連続強盗事件をきっかけに、SNSで緩く結びつく犯罪集団として2023年に位置づけられた。指示役や実行役らの間には、それぞれ面識がないことも特徴の一つだ。強盗致死事件が起きた現場周辺の住宅街は、警察官が行き交い騒然とした雰囲気に包まれた=2024年10月16日午後1時55分、横浜市青葉区、川村直子撮影 翌年には首都圏の住宅などを狙う強盗が2カ月あまりの間に18件発生。各都県の警察が、闇バイトなどで集められた実行役を逮捕しても、実行役の「補充」によって事件は続き、死者も出た。犯行の指示などには秘匿性の高い通信アプリが使われ、実行役の端末から通信内容を復元するのは難しく、警察が首謀者とされる男らを特定し逮捕するまで1年以上かかった。対策次々、でも被害収まらず 警察は匿流が治安対策上の最大の脅威だとして、これまであの手この手を繰り出してきた。 全国の捜査員を警視庁に集める「匿流ターゲット取り締まりチーム(T3)」を25年に新設し、体制を強化。捜査手法として、捜査員が闇バイトに応募し、犯罪グループに接触する「仮装身分捜査」や、犯罪グループに口座を提供して被害金が入れば凍結する「架空名義口座」の手法を導入した。 犯罪の被害金を口座間で動かす「送金バイト」の規制や、海外の詐欺拠点の摘発のため外国の捜査機関との協力も強化してきた。 それでもなお、匿流による事…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月24日 (木)日米首脳が会談女性の高学歴 出産と関係薄くニセの「金」を質入れ9月23日 (水)千葉・神奈川 土砂崩れ相次ぐクマ撃退スプレー 要件を公表汚染食品 世界で152万人死亡9月22日 (火)台風25号 関東に接近マダニ感染症 広がる感染地域88歳 堀江さん、太平洋横断へ9月21日 (月)65歳以上が総人口の29.6%に長寿の親持つ人は長生き傾向スガキヤ、20年ぶり関東へトップニューストップページへ米オープンAIトップ「AIに未来奪われる」国連安保理で協調を直訴13:01習近平氏はなぜいま訪米? 米中首脳会談「第2ラウンド」六つの要点12:004歳で行方不明、37年後の失踪宣告 「死亡日」記入で震えた手6:00米国賓の習氏出迎え、主要テレビ中継せず 報道締め出しに抗議の余波12:50脅され闇バイト強盗、自ら捕まりにいった男 「社会に溶け込みたい」9:00印旛沼の堤防決壊、広がる住宅浸水 住民は落胆「あきらめの境地」5:00