2026年9月24日 20時50分久保智祥越前がに=2022年、福井県越前町 福井県越前町は24日、ふるさと納税の返礼品の「越前がに」で不適正な表示があったと明らかにした。地域ブランド保護を目的とする農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録されている特産品だが、基準を満たさない商品を「越前がに」と違法な表示をしていた。町は返礼品での「越前がに」を含む全てのカニ関連商品の取り扱いを中止する。 農水省はこの日、町に対し、地理的表示(GI)法に基づき、原因究明や再発防止などを求める措置命令を出した。 町役場で会見した高田浩樹町長は「越前がにのブランドへの影響を及ぼしかねない問題で、重く受け止めている。寄付者や関係者、町民にご迷惑をかけ、深くおわびする」と述べ、謝罪した。 町によると、保護制度で「越前がに」と表示できるのは福井県沖や周辺で漁獲されるオスのズワイガニとメスのセイコガニで一定の基準を満たしたものに限られる。 しかし、町内の水産加工業者1社が出品した甲羅盛りやむき身の返礼品に、「水がに」と呼ばれる脱皮直後の殻の柔らかいズワイガニを半分以上使用した商品が2種類あった。該当する商品は2020年9月~今年4月まで4716件提供され、約1億円の寄付があったという。 また、この業者を含む11事業者の返礼品の一部でも旧国名の「越前」を冠する商品があり、「越前がに」と誤認されるおそれがある表示となっていた。 町では今年4月、水産事業者の会合で表示に問題があることを把握し、該当する返礼品の出品を取りやめた。 昨年10月に北陸農政局からGI法に抵触する返礼品があるのではとの照会を受けたが、担当課は「水がにも越前がにの一種」と誤認し、問題に気づかなかったという。 町では該当する寄付者へおわびの連絡をする。また、カニ関連商品の返礼品への登録を当面取りやめる。 町によると、カニ関連商品の寄付額は昨年度約6億円で、ふるさと納税寄付額の4割超を占めた。 町ではGI制度への理解の徹底や関係事業者への周知、返礼品の登録審査の厳格化などの再発防止策を講じるという。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人久保智祥福井総局専門・関心分野寺社、宗教、文化財、文化、美術関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月24日 (木)日米首脳が会談女性の高学歴 出産と関係薄くニセの「金」を質入れ9月23日 (水)千葉・神奈川 土砂崩れ相次ぐクマ撃退スプレー 要件を公表汚染食品 世界で152万人死亡9月22日 (火)台風25号 関東に接近マダニ感染症 広がる感染地域88歳 堀江さん、太平洋横断へ9月21日 (月)65歳以上が総人口の29.6%に長寿の親持つ人は長生き傾向スガキヤ、20年ぶり関東へトップニューストップページへ17歳の大橋信が世界新記録で金 アジア大会の競泳男子200平泳ぎ18:13匿名アカウントで不適切投稿 自民党福岡県議「攻撃的になり反省」15:23民主改革18人の厳しい船出 泉健太氏ら不参加、衆院第5勢力に19:54ICC逮捕状のネタニヤフ首相、NYの国連へ 異例の「超短期滞在」17:30横須賀女性死亡の崖崩落 以前から土砂流出、所有者に対応求めていた20:42あなたは本当に友達ですか 30億人が使うアプリに潜む、詐欺のワナ8:00