離婚の風景図解あり 中川聡子毎日新聞 2026/9/24 16:00(最終更新 9/24 16:00) 有料記事 3643文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷夫は外出する際も「誰と会うのか」と問い詰め、友人との連絡も制限してきた(写真はイメージ)=ゲッティ 「私の言い方が悪いの?」 「俺が怒っているのはそこじゃない」 「じゃあどこなの?」 「自分で考えろよ」 何を相談しても怒鳴られるだけ。時には朝まで説教される。 関東地方に暮らす中村美保さん(仮名、40代)は結婚以来、夫の言動に苦しみ続けた。打開策を見いだせないまま、子を産んだ。 離婚を意識したのは、友人の一言があったからだ。 「殴る蹴る以外にもDV(ドメスティックバイオレンス)ってあるんだよ」 しかし離婚調停申し立てから5年以上たつ今も、離婚は成立していない。 中村さんと夫の間に、何が起きたのか。 連載「離婚の風景」第5回は、夫の精神的DVに追い詰められ離婚を決意した女性を取材しました。次回は、今年度導入された離婚後共同親権について、元裁判官の窪木稔弁護士のインタビューを9月25日16時にアップします。 ※記事へのご意見は情報提供フォーム「つながる毎日新聞」へ。夫婦関係の悩み、やり場のない思い……皆様の体験談もお寄せください。夫の言動で食事も取れず 中村さんは約10年前、遠距離恋愛を経て、夫が当時住んでいた地方に転居。同居を始め、結婚した。 夫は先に中村さんが帰宅していないというだけで不機嫌になった。外出する際も「誰と会うのか」と問い詰める。友人との連絡も制限された。 家計は中村さんの貯金で支えていた。しかも同居を始めて数カ月後、急に仕事を辞めた。 「次の仕事はどうするの?」と不安を口にすると、テレビにリモコンを投げつけた。 夫が子どもを希望したことから、妊活をしながら週3日のパートで働き始めた。 一方、夫は依然として無職だった。機嫌を損ねることを恐れ、就職活動についても何も聞けなかった。 食事をつくっても中村さんの分を残そうともしない。「いわゆる“食べ尽くし系”でした。でも指摘できなかった。すぐキレるので……」 自分が食事を取るのも怖くなり、体重が激減した。 当時は、夫と話し合えないのは自分にも非があると考えていた、と振り返る。 「人は鏡、といいますよね。私が悪いと思い込んでいたんです」 <この後の内容は> ・物壊し暴言吐く夫に謝り続け… ・友人の一言「それは暴力」 ・家裁はDVの訴えに耳貸さず ・司法手続き長期化の背景は? ・いつになったら離婚できるのか夫に謝り続ける毎日 その後、妊娠が分かったが、状態が安定せず入退院を繰り返した。パート先もクビになった。 子どもの名付け、保育所や生活費……。今後の生活に心配しかない。夫にも相談した。 「私がいつから働けるか分からなくて不安」 夫は中村さんには手を上げなかった。 かわりに家具を壊し、本を破く。そして二言目にはこう言った。 「“妊婦様”はそういう言い方しかできないんだ」 では、どう言えば話し合いに応じてくれるのか。その答えはい…この記事は有料記事です。残り2483文字(全文3643文字) 裁判所はDVや虐待などの有無、父母の関係性についてどのように判断するのか。次回は、元裁判官で離婚事件に詳しい窪木稔弁護士のインタビューをお届けします。9月25日16時アップ予定です。【前の記事】20年前に自覚「モラハラ気質」脱却への道 夫婦は再構築可能?関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>