Windowsの「8.3形式」を無効化すると爆速化?メリットとデメリットを整理する

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Windowsの古い仕組みである「8.3形式」の短いファイル名を無効化すると、ファイル操作が大幅に高速化するという裏技がRedditで盛り上がっています。実際、短いファイル名の無効化は、ユーザーの体験談や過去の技術資料から、特定の環境ではかなり大きな効果が出ること確認されています。ただし、Microsoftは「安易な無効化は危険」と警告しており、メリットとリスクをしっかり理解する必要があります。8.3形式とは何かもともと8.3形式のファイル名は、MS-DOS時代に使われていたファイル名のルールで、現代のWindowsでも互換性維持のため残されています。NTFSは8.3形式に制限されない長いファイル名を扱えますが、互換性のために短い別名が自動生成されます。短い別名の生成は、ファイル数が膨大な環境ではパフォーマンスの足かせになることが知られており、MicrosoftやDellの技術資料でも、大量のファイルを扱うシステムでは無効化することでパフォーマンスを向上させることができるとされています。緑のラインが短いファイル名を無効化した場合のファイル生成速度を示しています。Redditユーザーが体験した劇的な高速化Redditのユーザーは、WindowsとAndroid間のファイルコピーや、フォルダのスクロール、検索が妙に遅いことに悩んでいました。高速なM.2 SSDを使っているにもかかわらず、特定の操作だけが引っかかるような状態だったとのことです。そこで8.3形式の生成が有効かどうかをfsutil 8dot3name query C:で確認し、fsutil 8dot3name set 1で無効化したあと、fsutil 8dot3name strip /f /s D:\Moviesで削除します。すると、以下のような改善が得られたとしています。タイル表示でのスクロールが滑らかになったよく使うフォルダの検索が高速化外付けHDDの操作が軽くなったAndroid端末のディレクトリをUSB/FTPで閲覧した際の動作がWindows並みに快適にもちろんこれは個人の体験談ですが、過去の技術資料と照らし合わせると、大量のファイルを扱う環境では十分あり得る効果と言えます。しかし、Microsoftは安易な無効化を強く警告一方Microsoftは、既存の短いファイル名を削除すると、アプリやレジストリがその短い名前に依存している場合、アンインストール不能などの重大なトラブルが起きると強く警告しています。特に古いアプリや一部のインストーラーは短いファイル名を参照していることがあり、これを失うと動作が破綻する可能性があります。Microsoftは以下を推奨しています。無効化前に対象フォルダやボリュームのバックアップを取るシステム全体ではなく、必要なボリュームだけに設定する既存の短いファイル名を削除する場合は慎重につまり、高速化のために全部削除するという使い方は危険で、用途を見極めたうえで慎重に行う必要があるということになります。まとめ8.3形式の無効化は、特に大量のファイルを扱う環境では確かに効果が期待できます。しかし、互換性リスクが大きいため、一般ユーザーが気軽に試すべき設定ではありません。現代のWindowsにも残るレガシー機能がパフォーマンスに影響している興味深い事例ですが、実践する際は十分な理解と事前のバックアップが必須です。[via Neowin]