「イタリアはええ国か」 インクルーシブ教育先進地で見えたもの

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毎日新聞 2026/9/26 07:45(最終更新 9/26 07:45) 有料記事 2077文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷イタリア北部トレントで教育関係者を訪ねた上田哲郎さん(中央)=上田さん提供 障害がある子どももない子どもも一緒に地域の学校で学ぶ――。そんな「インクルーシブ教育」が日本では今も進まず、国連から強く改善を求められている。現状に疑問を抱く大阪府豊中市在住、上田哲郎さん(50)は昨年秋、イタリアに飛んだ。先進地の状況を確かめ、日本で生かすためだ。 脳性まひがあり、車いすで生活する上田さんは豊中市内の小中学校、府立高校の普通学級に通った。大学、大学院でも障害者教育などについて学んだ。現在は介助を受けながら自立生活を続け、市の障害者自立支援協議会会長など多くの役職を務める。今年7月、上田さんのイタリア視察の報告会が大阪市内であり、そこでの内容をもとに考えたい。法律で「分離」決別 イタリアは1970年代に、障害がある児童生徒が通う特別支援学校を原則廃止した。法律によって「分離教育」と決別。インクルーシブ教育の先進地として知られるようになった。「ほんまにイタリアはええ国なんか」。上田さんは自分の目で確かめたいと2年がかりで準備した。 視察は昨年9月から約3カ月間。イタリア各地で学校や役所、障害者が働く現場などを巡った。北部トレントで訪ねた教育関係者は「周辺を含めた州内には1校も支援学校がありません」と語った。上田さんが学校を訪ねると、知的障害を持つ児童生徒が普通に学び、教師は「これが当たり前」と話した。 北部ボローニャの関係者からも「身体や知的に障害があっても高校1年までは一緒に学ぶのが普通です」と聞いた。また、アジアやアフリカなど多国籍で障害のある子どもたちとも出会い、「イタリアの多様性を感じた」と語った。 支援学校は完全に撤廃されたわけではなく、ローマの教育関係者は「イタリア全土には27校の支援学校がある」と説明した。ただ、あくまで例外的な対応だという。 インクルーシブ教育と並び、イタリアは法律で精神科の専門病院を全廃したことでも知られる。上田さんはこれについても各地で調査。イタリアでは、精神障害者が原則地域で暮らし、日本のような長期的な入院はさせないことがわかった。 一連の視察を振り返り、上田さんは「インクルーシブ教育の推進も精神科病院の廃止も、やればできると感じた」と語った。市民の力も 上田さんの視察に一部同行した熊本大の学生、中島夏穂さん(21)も報告した。ボローニャで生徒らが音楽や美術など生き生きと取り組む様子を視察。「障害がある生徒の選択肢が日本より多いように感じた」と語った。 中島さんは現地の関係者からこんな話を聞いたという。イタリアのある町で、重度の障害を持つ生徒だけが遠足に参加できないことを知り、周囲の…この記事は有料記事です。残り990文字(全文2077文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>