Windows 11の最新アップデートを適用した一部の環境で、サインイン後にデスクトップが正しく読み込まれず、黒い画面のまま操作できなくなるという問題が発生していることがわかりました。この問題は2026年8月末に公開されたプレビュアップデート(KB5120998等)以降の更新プログラムを適用した、Windows 11 26H1/25H2/24H2環境で発生しています。MicrosoftはWindows 11の既知の不具合をまとめたページに以下のような情報を掲載しています。この問題は、特にAzure Virtual Desktop(AVD)+FSLogixを利用している環境で発生しやすく、既存のユーザープロファイルが影響を受けるケースが多いとのこと。症状としては、ログイン後に画面が真っ黒のままデスクトップが自動で立ち上がらない、エクスプローラーがクラッシュしてイベントログに記録されるといったものが確認されており、ユーザーは手動でセッションを開始しない限り、通常の操作ができません。暫定的な対処方法と今後の見通し現時点でユーザー側が取れる対処は限られていますが、Microsoftは二つの回避策を案内しています。explorer.exeを手動で起動する方法タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)から「新しいタスクの実行」でexplorer.exeを起動すると、デスクトップが読み込まれ操作できるようになる。Known Issue Rollback(KIR)によるロールバック企業環境で更新管理を行っている場合、Microsoftが提供する専用のグループポリシーを適用することで、問題の原因となっている変更を一時的に無効化できる。対象バージョンごとに異なるポリシーが提供されており、適用後は再起動が必要。Microsoftはすでに修正に向けて作業を進めており、今後のWindows Updateで正式な解決策が提供される予定です。今回の不具合は特定の仮想デスクトップ環境に偏っているものの、影響を受けると業務に支障が出るため、該当環境を運用している管理者は早めにKIRの適用を検討したほうがよさそうです。