2022年、Microsoftが再び3年周期のWindowsリリースに戻るという信頼性の高い報道がながれ、2024年に「Windows 12」が登場するのではないかとの期待が高まりました。根拠のない噂ではなく、Microsoft社内では「CorePC」や「EdgeOS」といった試験的プロジェクトがすすめられていて、次世代のAI強化Windowsを目指す動きが確かにあったことがリークからも示唆されています。さらに、CEOのサティア・ナデラ氏が「Copilotキーはスタートボタン以来の革命」と語ったことで、AI時代の新しいWindowsへの期待はピークに達していました。Copilot+ PCブランドの誕生とフェードアウトWindows 12は実際にはリリースされなかったものの、Microsoftは代わりに「Copilot+ PC」という新ブランドを発表します。Copilot+ PCは、40 TOPS以上のNPU性能など、AI処理を前提としたハードウェア要件が設定されたPC規格で、次世代WindowsのAI基盤としての役割を担っていました。Copilot+ PCは「AI強化Windows 11」のためのカテゴリとして位置づけられていましたが、最近のSurfaceシリーズは、Copilot+ PCラベルを付けていないことが話題になり、Microsoft自身がブランドの扱いを変えていることが明らかになります。Surface担当CVPのブレット・オストラム氏は「要件は満たしているが、Copilot+ PCとは呼んでいない」と説明しており、Qualcommも「NPU性能を示すカテゴリとしての役割は果たしたが、名称としては使われなくなっている」と語っています。さらに、NVIDIAのRTX Spark搭載ノートPCのように十分なAI性能を持つ製品でもCopilot+ PCラベルが付かない例が増えており、Microsoftがブランドを積極的に推す姿勢は明らかに後退しています。なぜブランドは消えたのか?Microsoftが姿勢を変更した理由は定かではありませんが、Copilot+ PCという名称が市場で十分に浸透しなかったことが背景にあると見られています。AI性能を示す基準としては有用でも、一般ユーザーにとっては分かりづらく、購買行動に結びつかなかった可能性が高い考えられます。AI時代のWindowsは依然としてMicrosoftの重要なテーマですが、ブランド名としての「Copilot+ PC」は、短い期間で幕を閉じることになりそうです。[via Neowin]