毎日新聞 2026/9/26 15:00(最終更新 9/26 15:00) 有料記事 1579文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷歴史的マイルストーン論文に選ばれた研究成果を示す岩田久人・愛媛大教授。発表時はインターネット普及前で世界の研究者の依頼に論文郵送で応えた=松山市で2026年9月18日、松倉展人撮影 環境に関する科学・技術分野の国際学術誌「Environmental Science&Technology」(米国化学会発行)は愛媛大学の岩田久人教授(62)=環境毒性学=らの研究論文を、同分野の発展に貢献した「歴史的マイルストーン(里程標)論文」32本の一つに選出した。残留性有機汚染物質(POPs)が地球規模に拡散・蓄積するメカニズムに迫る論文で、リスク評価や、国際条約制定の際の科学的根拠として活用されてきた。環境分野、40年超の歴史から厳選 2026年に創刊60周年を迎えた同誌が、1981年から2023年までの掲載論文から厳選した。愛媛大の論文は1993年、博士課程の大学院生だった岩田さんが筆頭著者となり、当時教授の立川涼(たつかわりょう)さん(1930~2017年、後に名誉教授、高知大学長)、当時助教授の田辺信介さん(1951~2025年、後に特別栄誉教授)らと発表した。 研究グループはかつて殺虫剤や農薬として広く使われたDDT、HCH(別名BHC)などのPOPsの濃度を5回、延べ1年半にわたる調査船の航海を通じて地球規模で測定。HCHはほとんど使われていないはずの北極周辺でも観察され、特に大気よりも表層海水中で顕著だったことを初めて明らかにした。有機汚染物質が大気を通じて遠方へ拡散し、海水温度の低い北極周辺海域に吸収されたことを示し、地球規模での汚染物質の移動と蓄積に海洋が果たす役割に迫る内容となった。 論文は、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)の危険性に警鐘を鳴らしたベストセラー「Our Stolen Future(邦題・奪われし未来)」(1996年、シーア・コルボーンら著)など1300以上の論文や学術書に引用された。近年も世界で年20~30件の引用が続く。また、国際社会が対策に取り組むための「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約、04年発効)」制定時の根拠の一つにもなった。継承されてきた愛媛大の系譜 「歴史的マイルストーン」と評価された愛媛大の研究は、農薬汚染の研究を入り口に、60年間にわたって環境化学の分野を切り開いてきた同大学の歩みを象徴している。…この記事は有料記事です。残り672文字(全文1579文字)あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>