2026年6月の月例更新プログラムとして配信されたWindows 11 KB5094126(25H2/24H2向け)に、複数の不具合が確認されています。全ての環境に影響するわけではありませんが、Microsoftも一部の不具合に関しては正式に存在を認めており、ユーザー側で注意すべきポイントがいくつかあります。以下、KB5094126でこれまでに報告されている不具合をまとめて紹介します。Officeアプリが起動しない問題今回もっとも影響が大きいのが、Officeアプリがサードパーティアプリから起動できなくなる不具合で、Microsoftも存在を認めています。WordやExcel、PowerPointを外部アプリから呼び出す際に使われる「OLEオートメーション」が壊れることにより、会計ソフトや文書管理システム、Dentrixなどの歯科向けアプリ、Zoteroなどから、Word/Excelを呼び出すとアプリがクラッシュします。手動でWordを開く分には問題が出ないケースもあるため、外部アプリ経由での起動が特に危険という状況です。ごみ箱でファイル名が正しく表示されないもうひとつMicrosoftが認めているのが、ごみ箱に表示されるファイル名が内部名($Rxxxx形式)になってしまう問題です。実際のファイルは消えていませんが、「どのファイルを削除しようとしているのか分からない」という混乱を招きます。削除操作を行う際は、元のファイル名を慎重に確認することが必要となります。修正は2026年7月14日に提供予です。HPビジネスPCを中心に、BitLockerループやBSODもMicrosoftはまだ認めていませんが、企業の現場ではさらに深刻な報告が上がっています。特にHP EliteBook/ProBook/ZBookなどのビジネス向けモデルで以下のような問題が多発している模様です。BitLockerの回復画面がループする0xc0430001のブルースクリーン(BSOD)Secure Bootの署名検証エラーEFI領域の容量不足による起動失敗EFIパーティションの容量不足や Secure Boot の信頼性チェックが原因となり、アップデート後に起動不能に陥るケースが確認されており、一時的な対処としては、Secure Bootを無効化→更新適用→再度有効化といった手順が有効な場合もあるとのことです。まとめ:更新は慎重にKB5094126はセキュリティ更新のため自動的に適用されますが、業務アプリや起動プロセスに直結する不具合も報告されており注意が必要です。外部アプリからOfficeを使う環境、ごみ箱を利用したファイル管理を頻繁に行うユーザー、HP ビジネスPCを利用している企業・個人の場合は特に警戒したほうが良いかもしれません。[via Windows Latest]