リンクサイド:中井亜美、新SPはタンゴ曲 「小さい頃から使いたいと」

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演技を披露する中井亜美=コーセー新横浜スケートセンターで2026年6月26日、滝川大貴撮影 フィギュアスケートのアイスショー「ドリーム・オン・アイス」が26日、横浜市のコーセー新横浜スケートセンターで開幕した。ミラノ・コルティナ冬季オリンピック女子銅メダルの中井亜美選手(TOKIOインカラミ)は、新たなショートプログラム(SP)「ポル・ウナ・カベサ」を演じた。 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷が乱れたが、他の2本はしっかりと着氷。かつて、憧れの浅田真央さんがエキシビションで演じたタンゴ調の曲を大人っぽく、かつ中井選手らしい笑顔も忘れず滑りきった。Advertisement 演技後、中井選手はシニア2季目の意気込みを語った。【玉井滉大】 <演技の感想は> 初めて皆さんの前で披露する舞台だったので、正直すごく緊張していました。トリプルアクセルは失敗してしまいましたが、他のジャンプをしっかり決めきれたのはすごく良かったですし。新しい自分を少しお見せできたんじゃないかなと思っています。 <ファンの皆さんの反応は> リンクの中央でアピールする場面があるのですが、その時にたくさんの歓声を上げてくださったので。自分自身も滑っていて本当に楽しかったです。 <アピールする場面は、どんなことを表現したのでしょうか> 本当であればフェンスを使ったような演出になっているんですけど、今回はフェンスがなかったので、ないバージョンでやりました。 フェンスがある時は、バーを意識したような感じになっていて。「説得するような感じ」の演出になっているので。それがまた試合で表現できればいいなと思っています。 <五輪メダリストとして迎える新シーズンですが、改めてお気持ちは> やっぱり、今回のドリーム・オン・アイスでも緊張感、多少のプレッシャーもあったので。今後、先生方や自分自身とちゃんと向き合って、乗り越えていければいいなと思っています。 <初のタンゴで大人っぽい表現をということですが、表情面はどういうことを心がけていたのですか> ステップの中では振付師の方に「口ずさんでほしい」というふうに言われていたので、途中で口ずさんでみて。 もちろん目線の使い方だったり、かっこいい表情をしてみたり。でも、その中でまたニコッと笑ってみたりだとか。 タンゴの中でもいろいろな表現があると思っているので、自分なりに良いタンゴになったらいいなと思います。 <かっこいいイメージの強いタンゴの中でも、中井選手らしいかわいい振り付けも入っていました。最終的にはどういうタンゴにしたいですか> やっぱり、自分らしいタンゴを見つけられたらいいなと思っています。もちろん、かっこいい振りもたくさん入っているので、その強弱とかもしっかり見せられたらいいなと思っていますし、本当にアピールするポイントがたくさんあるので。そこで自分らしさを見せられたらいいなと思っています。 <この曲は浅田さんも過去にエキシビションで滑っていました> (浅田さんが)滑られていたのを動画で見たんですけど、本当に滑りがきれいで。音のとり方もすごく上手で。 本当に自分自身も尊敬しているので、良いタンゴになるようにしっかり頑張っていきたいなって思います。 <五輪のメンバーや、島田麻央選手も含めて過去に戦ってきた選手と改めて集まる機会となりました。何か話したことや、話して新シーズンに向けて気持ちが高まった部分は> 深い話はまだ、そこまでしてはいないんですけど、「どんな衣装にしたの」とか「どんな曲にしたの」とか。いろいろな話をしました。 五輪メンバーとも久々に会う機会だったので、いろいろな「こんなことがあったよ」というのを話をしました。本当に懐かしい気持ちにもなりましたし、楽しい時間を過ごせていると思います。 <SPの振付師は韓国のシン・イェジさんですが、理由は。選曲に際して相談したことは> イェジ先生は元々、同じチーム(MFアカデミー)の他の子のプログラムを振り付けているのを間近で見ていたことがあって。その時にすごく複雑な振りや、見たことのない振り付けをしていたので、本当にかっこいいなと思っていて。 「来シーズン、お願いしてみよう」と中庭先生とも相談して、今回はSPをお願いしました。 いろいろなタンゴの曲が候補に挙がったんですけど、やっぱり自分自身は「ポル・ウナ・カベサ」を使いたいと結構、小さい頃から思っていたので。 今の自分自身にぴったりだと思うし、挑戦する曲としてもぴったりだから、これを選ぼうとイェジ先生と一緒に話し合って決めました。 <シニア1年目との気持ちの変化、2年目だからこそ挑戦したいことは> やっぱりシニア1年目とは違って。昨季経験したこともたくさんありますし、学んだこともたくさんあるので。その経験をどう次のシーズンに生かすかも本当に大事になってくるなと思っていますし。 シニア1年目の頃は、本当に怖いもの知らずというか。本当に楽しみでワクワクする気持ちだけでシーズンを過ごしていたので。 2季目に入って多少のプレッシャーなどもありますが、それを乗り越えた先に夢がかなうと思っているので。しっかりと頑張って良いシーズンになればいいなと思います。 <夢とは> まだしっかりと定まってはいないんですけど、もちろん4年後の五輪もそうですし、新シーズンは世界選手権に出場して、良い結果で終わるというのが目標にはなっているので。しっかりと毎日を大切に過ごしていけたらいいなと思います。 <タンゴに初挑戦ということですが、氷上以外でのレッスンや、動画や舞台を見に行くなど取り組んでいることは> まだ振り付けたばかりなので、そういう陸上でのレッスンはまだできていないんですけども。バレエの先生とかに見ていただいて、レッスンは前からしていたので。今回のSPも見てもらえたらいいなと思っています。 今だったら、タンゴ調の曲を使ったスケーターの方の演技を見るなどして、自分の振り付けに取り入れてみるとか。いろいとなところから吸収できると思うので。そこはまた、新シーズンに向けてしっかりと準備できたらいいなと思います。