2026年6月25日 14時02分(2026年6月25日 16時53分更新)遠藤美波国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決後、記者会見する西山美香さん=2026年6月25日午後4時7分、大阪市北区、木子慎太郎撮影 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者の呼吸器を外したとする殺人罪で服役し、再審で無罪となった西山美香さん(46)が国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁(長谷部幸弥裁判長)であった。高裁は「検察の捜査が違法とは認められない」とした一審・大津地裁判決を支持し、西山さんの控訴を棄却した。西山さん側は上告する方針。 病院の看護助手だった西山さんは、滋賀県警の取り調べで自身が呼吸器を外したとする「自白」に基づいて04年に逮捕され、懲役12年が確定して服役した。大津地裁の再審は20年、西山さんには軽度の知的障害があり、「男性刑事が西山さんの恋愛感情などを利用して自白を誘導した」と認定し、無罪を言い渡した。 この事件の捜査が違法だったと訴えた今回の訴訟で、一審は検察の捜査や起訴に違法性を認めなかった。控訴審で西山さん側は、検察官も西山さんを取り調べていて、西山さんが誘導を受けやすい「供述弱者」だと気付いていたはずだと改めて主張した。 しかし判決は、西山さんが当時は知的障害の診断を受けておらず、検察官が障害についてうかがい知ることは困難だったと指摘。また、検察官は西山さんへの取り調べが誘導にならないよう、相応に慎重な姿勢で注意を払っていたとした。 そのうえで、西山さんの供述は「管を抜いて殺害した」という根幹部分は一貫していて、通常は考えづらい「恋愛感情に基づいて殺人罪の虚偽自白をした」と推測することまでは困難だったとして、起訴が違法とは言えないと判断した。 この訴訟の一審判決は、県警の捜査については違法だったと認定。滋賀県側は控訴せず、県警への約3100万円の賠償命令が確定している。この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月25日 (木)中国で日本人2人拘束EU離脱、57%が「誤り」性被害訴える検事ら署名6月24日 (水)中学生が「平和の詩」朗読自民裏金 元議員に有罪判決旧統一教会の解散命令が確定6月23日 (火)首相、秘書の陳述書を提出へ23日は沖縄「慰霊の日」旭川・高校生殺害で判決6月22日 (月)日本 チュニジアに4対0で勝利東京でも「匿流」強盗相次ぐ高齢者の就労意欲、高い日本トップニューストップページへ「限度を超えた意訳」で差し戻しの裁判、外国籍被告に無罪判決 仙台15:20被害者の元交際相手の友人に懲役30年判決 北海道の集団暴行死事件13:48参院の審議停滞「首相の答弁拒否が招いている」 国民・玉木代表16:08「オランダよりも日本の方が…」 首位通過したブラジル、国内の声は12:00カボベルデ大統領が語る健闘の背景 歴史の悲劇が生んだ移民国家の力15:00「マカロフ」「ロッシ」拳銃4丁息のむ捜査員 武器庫代わり?車から15:00