2021年6月24日に発表されたWindows 11が、今年で5周年を迎えました。登場当初は「より好きなことに近づける」というキャッチコピーとともに、モダンなUIや新しいスタートメニュー、ウィンドウ操作の改善、Androidアプリ対応など、多くの新要素が期待を集めました。しかしリリース時は順風満帆ではなく、TPMやSecure Bootの必須化など厳しいハードウェア要件は特に大きな反発を呼びました。見た目は改善されていたものの機能が不足していたタスクバーやスタートメニュー、従来のメニューと新しいメニューが存在する二重構造のコンテキストメニューなど、日常的に触れる部分の不便さがユーザーから批判されてきました。Windows 11独自の機能として導入されたTeamsのタスクバー統合やAndroidアプリ対応も、結局のところ長続きせず、後に廃止されることになります。当初の「新しい Windows 体験」を象徴する要素が次々と姿を消したことも、ユーザーの評価が伸び悩んだ理由のひとつでした。4年目での大転換 ― Microsoftがついに改心?そんな状況が変わり始めたのは、リリースから4年ほど経った頃です。社内の体制変更やmacOSとの競争激化を背景に、Microsoftはようやくユーザーの声に本格的に耳を傾け始めます。Microsoftは現在、「Windows K2」プロジェクトのもと以下のような改善を進めています。スタートメニューの再設計タスクバーの欠けていた機能の復活Windows Updateの改善コンテキストメニューの整理と修正これらは、長年ユーザーが求め続けてきたポイント機能で、「Windows 12」を期待する声もある中で、MicrosoftはあくまでWindows 11の改良を続ける姿勢を見せています。今後のWindows 11に期待登場から5年がたち、Windows 11は、ようやくユーザーの期待に応える方向へ舵を切りました。初期の混乱や機能不足を乗り越え、今後はより完成度の高いOSへと進化していくことが期待されます。[via Neowin]