地震学の現在:災害への備え リスク情報発信では足りぬ 本当に必要なことは?

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地震学の現在インタビュー 垂水友里香毎日新聞 2026/6/24 08:00(最終更新 6/24 08:00) 有料記事 2571文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷京都大阿武山観測所で地震計の説明をする阿武山サポーター(中央)=大阪府高槻市で2026年2月22日、中川祐一撮影 人は自らを脅かす危機について、自分に引き付けて考える「わがこと意識」がある方が、具体的な防災行動を取りやすい。ただ、それが難しい。市民が科学者と協働で科学的成果を生み出す営みである「シチズンサイエンス」を通して、取り組みを続ける京都大防災研究所の矢守克也教授(防災心理学)にその意義を聞いた。【聞き手・垂水友里香】 ――マグニチュード(M)7・6を記録した2024年の能登半島地震では、海域の活断層に地震活動が移ればM7クラスの地震が起こりうることが、地震前から地元でのシンポジウムなどで呼びかけられていました。結果的に犠牲者228人(関連死を除く)の6割以上は倒壊家屋の下敷きになるなどして亡くなりました。なぜ耐震化は進まず、多くの犠牲が出たのでしょうか。 ◆「自宅を耐震化する」「避難訓練に参加する」「いざというとき避難する」という、防災行動を取るベースになるのは、災害に関する知識だけではないからです。 いくら耐震化するよういわれてもお金がなければできませんし、自宅に障害がある子どもや介護が必要なお年寄りがいて、手いっぱいで後回しにせざるを得ない場合もあります。 地震や津波のリスクを科学で解明することは重要ですが、科学的なリスク情報は人が防災行動を取る要素の半分にもならないと思います。 ――残り半分は、どう考えればよいですか。 ◆「地震」のことはよくわかっていないというけれど、いやいや、人間の方がもっとわからないですよね。避難するかどうかを決めるのは、リスク情報だけではなく、避難先の生活環境への不安だったりすることがよくあります。 例えば、洪水が迫っている中で自宅から避難しない高齢女性に「避難先の小学校には和式だけではなく、洋式トイレもあります」と伝えることで避難を促せることがあります。 また、自宅の耐震化に踏み切れない高齢男性が、孫の一言で決断できることも。「科学」の限界の意識を持ったうえで、シチズンサイエンスや、研究機関が科学的成果を社会に伝えるアウトリーチを進めていく必要があります。観測所拠点に「シチズンサイエンス」 ――シ…この記事は有料記事です。残り1693文字(全文2571文字)【前の記事】「数週間後」を的中? “強力タッグ”が迫る地震予測の実力と限界関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>