毎日新聞 2026/6/27 07:00(最終更新 6/27 07:00) 有料記事 3356文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷杉村達也さん(右)と対談する藤井聡太名人=東京都渋谷区で2026年6月6日、吉田航太撮影 第84期名人戦七番勝負(毎日新聞社など主催)でストレート勝ちして防衛、4連覇を果たした藤井聡太名人(23)。 防衛を記念し、将棋AI(人工知能)の大会でたびたび優勝し、トップクラスの強さを誇る「水匠(すいしょう)」開発者の杉村達也さん(39)と対談し、将棋AIへの向き合い方や生成AIへの関心について語り合った。 浮かび上がったのは、トップ棋士の枠にとどまらない旺盛な探究心だった。 杉村さんによる対談リポートを、2人の実際のやりとりを交えながらお届けする。きっかけは渡辺明九段 「藤井名人と対談をお願いできませんか」――。毎日新聞の担当の方からこのようなご依頼をいただいた時、本当に驚いた。私は現在、将棋AI「水匠」の開発者としてコンピューター将棋の大会に参加しつつ、動画配信サイト等において「たややん」という名義で活動している。そこでは、より多くの方に将棋AIに興味を持ってもらうための普及活動に努めている。 事の起こりは今年の5月ごろ、渡辺明九段と私の動画配信チャンネルでご一緒させていただいた際のことだ。雑談の中で「もし藤井名人に将棋AIについてインタビューする機会があるなら、私にやらせてみてほしい。今までにない詳細なテーマまで話せると思う」と冗談交じりに発言したのだが、まさかそれが本当に実現するとは思ってもいなかった。将棋AIへの強い興味 ただ、依頼文を拝見した際、喜びと同時に逡巡(しゅんじゅん)を覚えたのも事実である。というのも、藤井名人が将棋AIに関してどのような距離感を持っているのか、確信が持てなかったからだ。藤井名人がここまで将棋界のタイトルを席巻し、前人未到の記録を打ち立てたのは、当然ながら本人の並外れた才能と努力のたまものである。棋士の方々も「仮に将棋AIが存在しなくても、藤井名人は間違いなくタイトルを獲得していたはずだ」と口にしており、私も同意見である。 それゆえに藤井名人と将棋AIを安易に結び付け過ぎるのは失礼に当たるのではないか、という懸念があったのだ。しかし一方で、藤井名人自身が将棋AIのことを本当のところどう捉えているのか、その生の声を聞いてみたいという思いもあった。藤井名人から感じる将棋AIに対する空気感を含めて、この目で確認したいという好奇心が勝り、私はこの大役を引き受けさせていただくことにした。 結論から言うと、私の逡巡は全くの杞憂(きゆう)だった。今回の対談を通じて最も強く感じたのは、藤井名人が将棋AIそのものに対して強い興味と探究心を持ってくださっているということだ。藤井名人の将棋AIに関する知識は、極めて深いものであった。単なる棋力向上のための便利な道具として見ているのであれば、確実に不要といえるレベルの知見を有していたのである。 例えば、…この記事は有料記事です。残り2200文字(全文3356文字)あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>