令和のリアル:小6春に「うつ状態」 中学受験のやめ時を惑わせた「魔物」とは

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令和のリアル 中学受験ストーリー 田中理知毎日新聞 2026/6/25 15:00(最終更新 6/25 15:00) 有料記事 3457文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷匠さん(仮名)が勉強する時には、母の佐々木純子さん(同)が隣に座り、いつも付き添った=純子さん提供 「もう嫌だ、もうやめたい」 昨年5月のある日、塾へ行こうと声をかけると、長男がはっきりとそう言った。 翌年の中学受験に向け、志望校を絞り込む大事な時期に差しかかっていたころだった。 ここまで頑張ったのに。そんな思いが母の佐々木純子さん(40代、仮名)の胸をよぎった。志望校も成績も、さらに上を目指し、伴走することにのめり込んでいた。 しかし、焦る気持ちとは裏腹に、長男はうつ状態だった。 長男が受験をやめたいま、純子さんはこう振り返る。 あの時の自分は、中受の「魔物」にとりつかれていた――。  <主な内容> ・親の伴走に熱が入った経緯 ・長男に表れた突然の異変 ・「このままでは壊れる」、医師の宣告 ・中受にハマる怖さとは 第36部「令和のリアル 中学受験」は6月25~27日に公開します 26日公開 中学受験に懐疑的な母、「二月の勝者」を読んで伴走した結果は? 27日公開 最難関・筑駒中→東大卒の学者が息子に中学受験をさせなかった訳「落ちこぼれ」の悔しさから中受へ 「中学受験なんて考えてもいなかったんです」 東京都内に住むパート従業員の純子さんはそう振り返る。自分も夫も関西出身。中受熱は関東ほど高くなく、2人とも中受経験はなかった。 ところが、東京で生まれ育った長男・匠さん(仮名)は、小学3年の終わりごろ、受験に興味を持ち始めた。 きっかけは、友人親子からの誘いで進学塾の学力テストを受けたことだった。結果は100点満点中、国語10点、算数は15点だった。 「落ちこぼれますよ」。塾の講師からの一言に匠さんは泣き出したが、その時の悔しさがやる気に火を付けた。小4の春から別の塾に入ることを自ら決めた。入塾から2週間後には、中受向けの夏期講習にも申し込んだ。乾いたスポンジのように…… 塾に通うまでの匠さんの成績は、いたって「普通」だった。通知表は二重丸、丸、三角のうち、ほとんどが丸。授業中の居眠りも少なくなかった。 それなのに、塾に通い始めると楽しそうに勉強した。自宅でも、計算や漢字の練習問題に取り組み、夏休みには大好きなゲームを断った。 「それまでは勉強の仕方が分からなかったようです。カラカラのスポンジのように、どんどん吸収していました」と純子さん。 我が子が勉強に打ち込む姿は、受験に乗り気でなかった夫にも響いたようだった。夫の提案で、夏休み明けに中受に定評のある大手学習塾にも通い始めた。 「『波が来た』と思いました」 夫の協力を得て、純子さんも伴走する覚悟を決めた。このときは、まさか自分が「魔物」にからめ捕られることになるとは思いもしなかった。親の伴走にも熱 二つの塾を掛け持ちすることになった匠さんは、塾の授業や…この記事は有料記事です。残り2335文字(全文3457文字)【前の記事】東大卒夫婦が挑んだ息子の中学受験 親の学歴と子は別物?関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>