三幸製菓元CEOら在宅起訴に遺族「長かった」 火災から4年8カ月

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2026年10月8日 8時00分有料記事鈴木剛志 杉浦達朗 エリアリポーター・久保田正火災翌日の三幸製菓荒川工場。焼け落ちた屋根もあった=2022年2月12日午後、新潟県村上市、UX新潟テレビ21提供 米菓メーカー「三幸製菓」の荒川工場(新潟県村上市)で、6人が死亡した火災から4年8カ月。新潟地検は7日、当時の幹部4人全員が起訴に相当すると判断を下した。遺族の一人は「会社側の説明を不審に思っていた。公判で知りたかったことを知れる」と話した。 業務上過失致死の罪で在宅起訴されたのは、三幸製菓の佐藤元保・元CEO(最高経営責任者、56)と、当時の製造本部長(62)、生産統括部長(59)、荒川工場統括工場長(62)の4人。起訴状によると、4人は過去にも同じような火災があったことから出火の可能性を予見できたのに、原因となった乾燥機の清掃や監視員の配置などの対策を講じず、従業員に避難経路を周知するなどの注意義務を怠って6人を焼死させたとされる。地検は4人の認否を明らかにしていない。 火災は、2022年2月11日夜に発生した。せんべいなどを製造する鉄骨2階建てのF棟が全焼し、約12時間後に鎮火した。焼け跡から、20代の男性社員2人と60~70代の女性パート清掃員4人の計6人が遺体で見つかった。女性社員1人もけがをした。 会社側の火災後の対応は鈍く、佐藤CEO(当時)が記者会見したのは、3カ月以上経った5月末だった。佐藤CEOは「ご遺族に対面で謝罪と説明をすることを優先した」と釈明した。 県警の捜査や消防庁の調査などによると、火の付いたままの焼き窯の上にあった乾燥機が過熱し、乾燥機の底にたまったせんべいのかすが発火したとみられている。火は天井の発泡ウレタンに燃え広がり、急速に延焼したとみられる。 工場では避難訓練が十分されず、非常口の周知もされていなかったことも判明。過去にもせんべいなどのかすが出火元になった火災が8回起きていたことも分かり、会社側の安全管理の姿勢が問われた。24年に県警が業務上過失致死傷容疑で4人を地検に書類送検していた。三幸製菓の佐藤元保・元CEO18年務めた工場で被害に 亡くなった伊藤美代子さん(当時68)は、18年にわたって荒川工場で勤めた末に火災の被害に遭った。長男(48)は朝日新聞の取材に「長かった。責任者が裁かれる日がちゃんと来るのかっていうような思いもあった」と母を亡くしてからの日々を振り返った。 火災後、三幸製菓は工場跡に…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月8日 (木)ノーベル化学賞に硤合憲三氏ビール大手4社に強制調査TOPIX銘柄大幅入れ替え10月7日 (水)簗氏発言 国交省の調査結果ノーベル物理学賞 受賞者発表ランサム集団キリンの男拘束10月6日 (火)消費減税 成立へ意欲ノーベル賞ウィーク始まる予算カット発言 撤回し謝罪10月5日 (月)沖縄で米海兵隊員を逮捕アジア大会が4日に閉幕来春の花粉量予想を公表トップニューストップページへノーベル賞の硤合憲三氏が会見「日本のレベルの高い土壌の中で成果」23:59「凡人とは違う」硤合さんのノーベル受賞、高校の後輩らが歓喜の声20:36道路予算の配分はどう決まる? 簗氏「問い合わせ」の時期はまさに8:23横浜市長選でなぜカジノ? 候補者は全員反対、前職があえて争点化7:00「バンドスコア」を模倣し無断公開、賠償責任は? 最高裁で9日判決5:00「駅前整備より病院維持」59億円の目玉事業を白紙化した市長の思い5:30