朝日新聞記事深掘り2026年10月13日 9時00分有料記事宮坂奈津島田貴仁さんのコメント【動画】JR大阪駅前で市が管理するスペースに7月、れんが状の突起物が置かれた地面が整備された。「排除アートでは」との指摘もあり、市役所には問い合わせが相次いでいる=宮坂奈津撮影 JR大阪駅前に大阪市が並べたコンクリートブロックは、「排除アートではないか」といった批判がSNS上で議論を呼び、フェンスで囲われることになった。 市は、ブロックの設置について、ホームレス対策を含む安全確保が目的だったと説明。一方で専門家は、誰もが使えるはずの公共空間が、排除や制限のための場所になっていると指摘する。ブロック設置の経緯と、そこから浮かび上がる公共空間のあり方を探った。大阪駅前のコンクリートブロック この場所は、JR大阪駅御堂筋南口と阪急うめだ本店を結ぶ横断歩道の脇にある。デッキ下の約58平方メートルの空間に、市は7月上旬、れんが状のコンクリートブロックを並べた。 市によると、この場所には以前、植え込みがあった。 しかし、日当たりが悪く、木は10年ほど前から撤去していた。 その後は立ち入り禁止の場所として管理していたが、自転車の放置やごみの不法投棄が目立つようになった。人が入れない場所であると示すため、ブロックを並べたという。 しかし、設置後にSNSで「つまずきそうになった人を見た」「危険ではないか」といった投稿が拡散した。市には電話やホームページで100件を超える意見が寄せられた。大阪市がJR大阪駅前に整備した、れんが状のブロックが並べられたスペース=2026年7月24日午後5時44分、大阪市北区、宮坂奈津撮影 公共空間は税金で整備される一方で、工事の中身は住民の代表である議会の目を通らない場合がある。 その市議会で9月25日、ブロック設置に関する説明があった。 市側が明らかにしたのは、こんな経緯だ。 もともとは初めからフェンスで囲う予定だった。余っていたブロックを… だが、地面の構造上、すぐにはフェンスを建てるのに必要な基礎を固定できない可能性があった。 代わりの措置として、工事を請け負う市建設局の工営所に余っていたブロックを並べることになった。 その後の調査の結果、フェンス用の基礎を配置できることが判明した。SNSや市民からの意見も踏まえ、車道側を高さ1.8メートルのフェンスで囲うことにしたという。車道側に設置されたフェンス。高さは約1.8メートル=2026年10月1日午後3時4分、大阪市北区、宮坂奈津撮影市「ホームレス対策だった」 一方、SNSでは、突起物が並んでいるためホームレスの滞在を妨げる「排除アート」との指摘もあった。 市の担当者は「ホームレス対…この記事を書いた人宮坂奈津ネットワーク報道本部専門・関心分野民主主義、北欧関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月13日 (火)ノーベル経済学賞に米2氏小中学校の多目的トイレ不足新宿区で住宅地の民泊禁止へ10月12日 (月)サウジ空港攻撃 12人死亡マンジャロ用いた減量に警鐘EVの国内販売 2.5倍に10月11日 (日)トランプ政権 ICCに制裁西山朋佳白玲が将棋棋士資格犬猫の殺処分、10年で9割減10月10日 (土)ナビ・ピレイ氏に平和賞消費減税 法案を閣議決定給食調理室にエアコン格差トップニューストップページへ簗農相の予算カット発言なぜダメ?憲法「国民を差別してはならない」6:00黙秘していたら、刑事が勝手に「自白」を作文した 調書を見た上司は6:00九州新幹線が全線運転見合わせ、午後から再開見込み 電力設備確認7:02米当局が民主オマル氏の家宅捜索、初の女性イスラム議員 選挙目前に6:24ノーベル平和賞のピレイ氏がICCを訪問 職員を激励「勇気が力に」3:49AI元年、万博のレガシーは「屈強な万博民」 落合陽一さんが語る6:00