深掘り 後藤佳怜毎日新聞 2026/10/13 07:30(最終更新 10/13 07:30) 有料記事 2707文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷自治体予算の恣意的な削減に言及したとの報道について、報道陣の取材に応じる簗和生農相=国会内で2026年10月2日午後5時39分、平田明浩撮影 保守王国に降り立った無名の落下傘候補は、地盤もカバンも看板もないところから閣僚まで駆け上がった。 だが、簗(やな)和生農相を古くから知る地元・栃木の関係者の評価は手厳しい。 「彼は人を見る目が『敵か味方か』しかない。敵となったら徹底的に攻撃する」 自民党関係者の証言は、衆院選で自身を応援しなかった首長がいる自治体の道路予算をカットしたとの簗氏の発言にも重なる。 農相就任からわずか十数日で一連の問題が表面化した簗氏。一方で地元の関係者によると、その予兆は2年前の「荒れた会合」からあったという。「国交省にやらせます」 簗氏は5月に栃木県大田原市で開かれた自民党員らによる懇親会で那須烏山市と那珂川町の国からの道路予算を「カットした」と発言。後に発言したことを認め、撤回した。 一方で簗氏は国土交通省への予算配分の働きかけは否定している。ただ、関係者は自治体予算を「アメとムチ」のようにアピールする発言が以前からあったことを明かす。 2024年12月22日。大田原市の簗氏の事務所で、10月にあった衆院選の選挙対策本部解散式が開かれた。集まった地方議員や地元首長ら数十人を前に簗氏はこう述べたという。 「予算の箇所付け(予算配分)を国交省にやらせます」「『簗和生がいないと大変なことになるよ』と思ってもらわなければいけない」 選挙では5選を果たしたが、自民党籍を持つ新人候補に178票差まで迫られた。簗氏側からは対立候補寄りの立場で動いた議員らを糾弾する声が上がり、参加者からは簗氏に対し厳しい指摘も相次ぐ異様な雰囲気だった。 そんな場で飛び出した簗氏の発言。参加した自民県議は「焦りがにじんだ感じがあった。新人候補に大きく迫られたのだから」と振り返った。 衆院栃木3区に当たる県北部はかつて、故渡辺美智雄元副総理や長男の喜美氏が君臨する「自民王国」だった。 だが、喜美氏は09年に自民を離れて新党を結成。その「刺客」として12年、自民に担がれたのが東京出身の簗氏だ。 民間シンクタンク勤務などを経て公募で候補者に選ばれた簗氏は当時33歳。選考にかかわった関係者は「地域づくりに関心が高く、しゃべりが達者でクレバーな人だった」と振り返る。 12年末の衆院選で簗氏は喜美氏に小選挙区で大敗しながらも比例復活で初当選。14年には金銭スキャンダルが浮上した喜美氏を破り、順調に実績を積み上げていった。 だがやがて、風向きは変わる。 県議や地元建設業界の離反で溶ける地盤、強力な新人候補の出現――。24年、祝勝ムードとは言えぬ選対解散式でのぞかせた危機感と焦りは膨らんでいった。支持者らとの間に生じた亀裂 今年2月の衆院選の応援演説で高市早苗首相から「簗ちゃんは私の大切な知恵袋」と持ち上げられた簗氏。支援する町議からも…この記事は有料記事です。残り1550文字(全文2707文字)Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>