映画の推し事毎日新聞 2026/10/9 08:00(最終更新 10/9 08:00) 有料記事 2626文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「東京上空300メートル」(c)2026 大墻敦・毎日新聞社 ドキュメンタリー映画「東京上空300メートル」は、毎日新聞の調査報道「特権を問う」をベースとし、日米地位協定のもとで在日米軍に認められてきた「特権」の実態を追った作品だ。 東京・六本木の米軍施設「赤坂プレスセンター」を発着する米軍ヘリの低空飛行を入り口に、横田基地、米兵による性暴力、沖縄などへ取材の視野を広げている。 タイトルの「300メートル」は、住宅密集地で航空機が守るべき日本の最低安全高度にちなむ。撮れなかった15秒 私(加藤)にとって映画の原点は2020年、取材班の一人として新宿の空を見上げながらカメラを構え続けた日々にある。そしてあの時、撮り逃した“15秒”を今でも悔やんでいる。 同年10月22日。非番だった私はカバンにカメラを入れ、新宿の街を歩き回っていた。本格的な取材態勢を敷いてから約3カ月。休日も落ち着かず、「飛来があったら教えて」と同僚に頼んで新宿近辺をブラブラしているのが常だった。 「動きがありそう。新宿に飛ぶかはわからないが一応、警戒を」。同僚から電話を受け、撮影スポットへ向かう。あと少しで到着――と思った時、「ババババババ」と嫌な音が響いた。カバンからカメラを出しながら走り、視界が開けた瞬間、漆黒のブラックホークがドコモタワー(高さ272メートル)の中ほどをかすめるように向かってきた。録画ボタンを押せた時には、もう遅かった。 あと15秒早く着いていれば、とんでもない画(え)が撮れたのに――。何十時間待とうが、その数秒を撮れなければ映像記者としてはゼロだ。悔しさを引きずり、その後も数十日、同じ場所に通い詰めたが、同じようなシーンは撮れなかった。「腹が立った」取材の原点 しかし、ただ「すごい映像」を撮ればいいというわけではない。本来の狙いは映像を「証拠」にすることだった。 最低安全高度を下回って、都心の密集地を繰り返し飛んでいることを証明するためには①ヘリの後ろに高さのわかる建物を映し込む②複数地点から同時撮影し、周囲の建物との位置関係などから通過地点を割り出す③常態化を示せるだけの映像を蓄積する――と、いくつもの条件があった。待機時間は膨大で、撮影日数は90日に達した。 なぜ、そんなコスパ(コストパフォーマンス、費用対効果)もタイパ(タイムパフォーマンス、時間対効果)も最悪の仕事に執念を燃やし続けたのか。…この記事は有料記事です。残り1639文字(全文2626文字)Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】「逃げろお嬢さん」 スターとファンの温かく美しい逆説 夢中になった時間は消せない関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>