朝日新聞連載働く女性の流産~もうひとつの「12週の壁」~記事深掘り2026年10月9日 6時01分有料記事宮坂奈津 高井里佳子エコー写真(写真は本文とは関係ありません)=小林一茂撮影(画像の一部を加工しています)働く女性の流産~もうひとつの「12週の壁」④ 流産の多くを占める妊娠12週未満の早期流産は、労働基準法では、産後休業(産休)の対象とされていない。 ただ、心身への負担は決して小さくないとして、女性特有の事情に対応した休暇制度などを独自につくった企業や自治体もある。 10月9~15日は、流産や死産などで亡くなった赤ちゃんと家族に思いを寄せる「Baby Loss Awareness Week(ベビー・ロス・アウェアネス・ウィーク)」です。 関東労災病院(川崎市)で働く女性専門外来担当の産婦人科医の星野寛美さん(65)は、「流産は決して珍しいことではない。多くの人が周囲に話さないため、『私だけ』と思ってしまいやすいが、経験した人はたくさんいる。それをまず知ってほしい」。 その上で、「体調について保健師や産業医に相談できるような窓口を通じて、働き方を調整できるような仕組みがあると安心だ」と話す。 また、プライバシーに配慮し、さまざまな事情で使える名称の休暇であれば休みやすいと提案する。 「どのような時に使えるか、ケースも例示しておくと、いざというときに使いやすい」。女性だけでなく、男性も取れるような休暇制度が理想だという。傘を差し雑踏を歩く女性(写真は本文とは関係ありません)=林敏行撮影 法律が早期流産をケアしきれていないなか、企業の間では独自の休暇制度をつくる動きが広がる。 保険事業を手がけるアクサ・ホールディングス・ジャパン(東京都港区)は、2024年から「プレグナンシーサポート休暇」を導入した。早期流産では、本人は5日間、パートナーも2日間取得できる。 同社によると、「出産に至ったケース」だけでなく、出産に至るまでの経験も含めて支援すべきだとの考え方に基づくという。 製薬大手のアステラス製薬(東京都中央区)では、早期流産やつわりなどで利用できる「母性保護休暇」を設けている。 2週間から3カ月の休みを取れる。社内で「流産や死産による療養にも拡充してほしい」という声が上がり、09年から適用の範囲を広げたという。LINEヤフーの「F休暇」 幅広く使える名称に LINEヤフー(東京都千代…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人宮坂奈津ネットワーク報道本部専門・関心分野民主主義、北欧関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月9日 (金)プルデンシャル生命 社長謝罪ユニクロ、アパレル世界2位へ阪神の佐藤輝明が三冠王10月8日 (木)ノーベル化学賞に硤合憲三氏ビール大手4社に強制調査TOPIX銘柄大幅入れ替え10月7日 (水)簗氏発言 国交省の調査結果ノーベル物理学賞 受賞者発表ランサム集団キリンの男拘束10月6日 (火)消費減税 成立へ意欲ノーベル賞ウィーク始まる予算カット発言 撤回し謝罪トップニューストップページへZARAとユニクロ「2強時代」ファストリ世界一へ不安は「GU」?21:32ウクライナ、2日間で60人死亡 集合住宅で1歳の男の子3人も犠牲5:30ロシア、ICC赤根所長らの身柄引き渡し要求 オランダなど複数国に20:00NHK党の立花氏襲撃、孤立した男が暴走させた「正義感」 判決へ6:00「前人未到、調べる価値ある」ノーベル化学賞の硤合さんインタビュー20:45【随時更新】個人情報の漏洩の恐れ、公表した主な企業一覧22:59