AppleやNeXTを含む、過去40年以上にわたる膨大なOSを実際に動かして体験できる。そんな夢のようなプロジェクトが「The Virtual OS Museum」です(9to5Mac)。開発者Andrew Warkentin氏が20年以上かけて収集した膨大なエミュレーターイメージをまとめたもので、1700以上のインストール環境、250以上のプラットフォーム、600種類以上のOSが収録されています。古い資料を読むだけでは分からない当時の操作感を、現代のPC上でそのまま味わえるのが最大の魅力となっています。収録されているOSの幅がとにかくすごい収録されているOSは幅広いものとなっています。●初期のメインフレームManchester Baby、EDSAC、Mark 1など、コンピュータ黎明期のシステムまで網羅。●メインフレーム/ミニコンCTSS、MVS、VM/370、TOPS-10/20、Multicsなど、歴史的価値の高いOSが多数。●ワークステーション/UNIX系SunOS、IRIX、A/UX、NeXTSTEP、Plan 9、各種BSD、古いLinuxディストリなど。●ホームコンピュータApple II、Commodore、Atari、MSX、TRS-80、BBC Micro、ZX Spectrumなど。● PC向けOSDOS、OS/2、BeOS、Windows 1.0〜Longhornベータ、Classic Mac OS〜Mac OS X 10.5 PPCまで。●モバイル/組み込みPalmOS、Symbian、Windows CE、Newton OS、初期Android/iOS(可能な範囲で)など。●研究用・マニアック系ZetaLisp、Smalltalk、Oberon、Plan 9など、今では触れる機会がほぼないOSも。公式サイトにはこれら収録OSの一覧のほか、macOS / Windows / Linux 向けのクイックスタートガイド、スクリーンショット、ダウンロードリンクが掲載されています。OSの歴史に興味がある人、古い環境を研究したい人、あるいは単純に懐かしさを味わいたい人にとって、まさに宝箱のようなプロジェクトです。フル版とライト版、2つのエディションVirtual OS Museumには、用途に応じて選べる2つのエディションがあります。フル版(121GB/解凍後174GB)すべてのOSイメージが同梱されており、完全オフラインで利用可能。ライト版(14GB/解凍後21GB)必要なOSイメージを初回起動時にダウンロードする方式。容量を抑えたい人向け。どちらも自動・手動アップデートに対応しており、新しいOSイメージが追加されても再ダウンロードの手間がありません。ただし、Warkentin 氏によると、このプロジェクトはまだ予備リリース版であり、すべてのOSが完璧に動作するわけではありません。。また、ホスト環境はx86限定のため、AppleシリコンMacではパフォーマンスが落ちる可能性があります。それでも、これだけのOSを一つの環境で動かせるプロジェクトは他に類を見ません。