2026年5月30日 15時00分前多健吾 富山県小矢部市と石川県金沢市の市境近くで栽培された薬用のシャクヤク「梵天(ぼんてん)」が、畑一面に白い花を咲かせている。 根は漢方薬の材料に使われ、4年前に地元の北蟹谷(きたかんだ)地域活性化協議会が特産品にしようと植えた。取り組みを知ってもらおうと、31日に花摘み体験会を開く。 梵天が栽培されているのは小矢部市の内山地区。市境から1キロほど富山側に入った山あいの斜面だ。もともと水田だったが、米づくり農家が減り、耕作放棄地に。跡地には雑草が生え、荒れ放題だった。 地域の課題などを話し合う活性化協議会が「放棄地を有効活用できないか? 薬草を植えて北蟹谷の特産物にしよう」と考えた。富山県上市町の県薬用植物指導センターに相談、梵天を植えることになった。 2022年11月に33アールの畑に5千株を植えた。毎年、栽培面積を広げ、現在は計50アール、7500株に増えている。協議会のメンバー約30人が育てている。白い花が咲く梵天の畑と、開花状況を確認する北蟹谷地域活性化協議会のメンバー=2026年5月28日、小矢部市内山、前多健吾撮影 梵天の根は、鎮痛、冷え性、皮膚病などに効能があるとされる。出荷できる、長さ30センチほどに育つまで4年かかり、大きくて太い根が好まれる。1キロ200~300円で取引されるという。5月に白く、美しい花を咲かせるため、希望者に花摘み体験を楽しんでもらおうと企画された。 4年間育てた梵天の根は、今秋、初の出荷時期を迎える。協議会の野沢敏夫会長(71)は「小矢部の山の中で薬草を栽培している取り組みをみなさんに知ってほしい。生育は順調で、秋の収穫が楽しみ」と話した。 花摘み体験は、午前9時から1時間。国道359号沿いの「内山地滑り災害復旧記念公園」で参加を受け付け、徒歩5分の畑へ向かう。摘み取りに必要な長靴、はさみ、籠は持参。花やつぼみは持ち帰れる。参加費1人200円。問い合わせは協議会(090・2379・7980)へ。白い花が咲く梵天の畑と、開花状況を確認する北蟹谷地域活性化協議会のメンバー=2026年5月28日、小矢部市、前多健吾撮影関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月30日 (土)日本の人口、1億2305万人海外での健康管理マニュアル完全養殖ウナギ、世界初販売5月29日 (金)警報・注意報の表現を変更皇族数の確保めぐる原案判明出産費用 自己負担ゼロへ5月28日 (木)国家情報会議の新設法が成立給付付き税額控除、大枠判明フェルメール展、大阪開催へ5月27日 (水)巨人・阿部慎之助監督が辞任ローマ教皇、AIの指針発表国内最悪の汚染 処理完了へトップニューストップページへ事故の運転手は85歳「人が集まらず」 中型バスでは駐車時に支障も5:00米国防長官、中国は「歴史的軍備拡大」 日本など同盟国に負担求める13:50「ニセ逮捕状」本物と何が違う? 捜査のプロに聞いた、見破るコツ9:45「ウクライナはずっと背水の陣」 東野篤子教授が語る現在地と展望9:00G-SHOCK「じゃない方」が海外発で人気上昇、チープカシオとは7:00歴史に埋もれた野球選手を追って モノクロ写真に導かれた私の運命14:00