2026年5月27日 16時55分松本江里加福岡地裁=福岡市中央区 福岡市立中学の男子生徒が自死し、担任の教諭や学校の対応が不適切だったとして遺族が福岡市に約3千万円の賠償を求めた国賠訴訟の判決が27日、福岡地裁であった。 能登謙太郎裁判長は担任が授業中に生徒へ「タコ」と発言したことを「侮辱するもので不相当」と認め、市に計約55万円の支払いを命じた。 判決によると、生徒は中学3年生だった2020年10月に自死した。 1年生だった18年8月、学級活動の際にホチキス留めの向きを誤ったことに、担任は「反対やないかタコ」と発言。その後、同級生から「タコ」とからかわれるなどのいじめを受け、10月以降は不登校になった。生徒は心療内科に通院し、社交不安障害などと診断された。 原告側は担任が侮辱的な発言をした上、いじめを防止すべき義務を怠ったと主張。その後も適切な復学支援をしなかったために精神障害が悪化して自死に至ったと訴えていた。 判決は、発言が授業中に同級生らの前でなされ「いじめを誘発する態様のものだった」と指摘。「教育的指導の範囲を逸脱した」と判断した。 一方、自死したのは発言から2年以上経った後だったことなどから、発言と自死との因果関係は認めなかった。 またいじめが継続したことをうかがわせる事情はなく、生徒には別室での学習を勧めるなど復学に向けて継続的に支援もしていたとして、学校などの対応が違法とは認められないとした。 市教委は「判決内容を精査した上で、顧問弁護士と協議し、対応を検討いたします」とコメントした。この記事を書いた人松本江里加西部報道センター専門・関心分野地方、子どもの権利、福祉など関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月27日 (水)巨人・阿部慎之助監督が辞任ローマ教皇、AIの指針発表国内最悪の汚染 処理完了へ5月26日 (火)コンビニ「生みの親」死去ホルムズ通過、出光丸が到着目線ずれる「内斜視」増加5月25日 (月)カンヌ 岡本多緒さんに女優賞郵便料金の値上げ検討GW中の山岳遭難、147件5月24日 (日)NPT、成果文書採択できず皇族数確保の議論 当事者は忍び寄る「肥料クライシス」トップニューストップページへ政府が次に見据える「スパイ防止法制」 慎重さ求められる制度設計13:39住民投票3回目への議論号砲 どうなる大阪都構想、読み解くポイント15:30被爆の怖い展示、子どもは見なくても? 原爆資料館の新方針に賛否13:00トランプ氏支持候補が勝利、民主新星と対決へ テキサス共和予備決選11:45「真珠の耳飾りの少女」はみんなが妄想する 原田マハさんが語る魅力14:00遊び人が賢者に、結婚相手は… 人生哲学に熱狂したドラクエ40周年15:00