インタビュー 西本龍太朗毎日新聞 2026/5/24 16:00(最終更新 5/24 16:00) 有料記事 2773文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「KIRINJI」のソロプロジェクト名で活動するシンガー・ソングライターの堀込高樹さん=石阪大輔さん撮影(阪神コンテンツリンク提供) That's ナントカ、That's ナントカ……と歌っていると思っていた。 歌詞を見た。ナント、それは「雑務 雑務」だった。 ユニークな歌詞に、洗練されたメロディーと複雑なコード進行。 「KIRINJI」として活動するシンガー・ソングライターの堀込高樹さんは、J-POPシーンで独特の存在感を放つ曲を生み出し続けている。 兄弟バンド「キリンジ」の結成から30年。 この夏、初のオーケストラ公演を控える堀込さんに、曲作りの極意を聞いた。【聞き手・西本龍太朗】大人数でシンプルな和音を奏でる魅力 ――8月にサントリーホールでオーケストラ公演を開催します。現時点で決まっている曲目に「真夏のサーガ」という歌があります。これは原曲が既にオーケストラっぽいサウンドになっていますが、時期的なことも考えての選曲ですか。 堀込さん 冬にもやっていたりするので季節はあまり考えていません(笑い)。 この曲はブラス(金管楽器)が入っていますが、ハーモニーの感じやメロディーの感じが、オーケストラのサウンドに合うだろうな、と。 リズムもいわゆるファンキーなリズムじゃないので、オーケストラで演奏してもいい感じに聞こえそうだということで選びました。 ――堀込さんの曲の魅力の一つはテンションコード(シンプルな三和音などに別の音を付け加えた和音)の巧みな使い方だと思いますが、「真夏のサーガ」に関してはそれほどテンションコードは使っていませんね。 ◆そうですね、比較的シンプルな曲です。クラシック音楽も、近代になると別ですが、コードネームで表してみると比較的シンプルですよね。すごくシンプルな和声だけど大人数で弾くと「わっ」と来る。 (ベートーベンの「運命」の冒頭を口ずさみ)「ジャジャジャジャーン」っという、その良さってあるじゃないですか。シンプルなハーモニーを大人数でやる力強さ、美しさみたいなものが、「真夏のサーガ」だと表現できるかもしれないと思いました。高揚感がある曲ですからね。「雑務」に感じるグルーブ感 ――曲作りについて伺います。楽曲には歌詞、メロディー、ハーモニーなどの要素がありますが、どこから作り始めるのでしょうか。 ◆メロディーができて、後からハーモニーをつけるという考え方ではなくて、メロディーとハーモニーがほぼ同時にできて、ブラッシュアップしていくうちに変わってくる。そして、それができたら歌詞を書く、というスタイルが多いですね。 でもまあ、いろいろで、例えばサビはメロディーが先にできて歌詞を乗せるというパターンだけど、バース(AメロやBメロと呼ばれる部分)に関しては、先に歌詞を書いて後からメロディーをつける、というプロセスもあります。 だから一曲の中で「ここは歌詞から書きました」「ここはメロディーから書きました」と、混在していることが多いかもしれません。 ――堀込さんの歌詞は、言葉の選び方がユニークですが、聴いただけでは何と言っているのか分かりにくい曲もあるように感じます。 ◆歌の歌詞に使われる文句って、だいたい決まっていると思うんです。例えば「明けない」と来たら、次は「夜はない」と想像できる。「やまない」と来たら「雨はない」。なんとなく予測変換を頭の中でしながら聴いているはずです。 一方、僕はそこはあまり気にせずに作る。歌詞に…この記事は有料記事です。残り1398文字(全文2773文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>