広島・冠遺跡に石刃石器群 「北回り」ホモサピエンスの特徴

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毎日新聞 2026/5/24 12:36(最終更新 5/24 12:53) 904文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷1980年に出土した冠遺跡の石器。上段は尖頭形剥片で、下段は大型石刃と小石刃など=奈良文化財研究所提供 広島県廿日市(はつかいち)市の冠(かんむり)遺跡で約半世紀前に出土した石器に、ユーラシア大陸を「北回りルート」で東に向かったホモサピエンスの用いた石器「初期石刃(せきじん)石器群」と同じ特徴があると判明した。冠遺跡では2024年に科学的な年代測定で国内最古となる4万2300年前の石器が出土し、注目を集めた。今回の石器は約5000年新しく特徴も異なり、人類の日本列島への流入や拡散ルートの解明につながりそうだ。 広島県立歴史民俗資料館と県立埋蔵文化財センター、奈良文化財研究所の連携研究で、1980年に出土した石器を再整理して確認。青山学院大で24日にあった日本考古学協会の研究発表会で、資料館の沖憲明主任学芸員が報告した。Advertisementホモサピエンスが移動したルートのイメージ 初期石刃石器群は、ナイフ状の大型石刃と小石刃、先がとがった尖頭形剥片(せんとうけいはくへん)で構成される。 資料館などが再整理したのは、最古の石器の発見場所から数百メートル離れた地点で出土した約2900点。形式や製作技法を調べて確認した。初期石刃石器群とともに出土した、たき火跡とみられる石の科学的な年代測定で約3万7000年前との結果が出た。 ホモサピエンスは、約5万年前にアフリカ大陸からユーラシア大陸に進出。ヒマラヤ山脈などを南回りで東に向かった集団と、北回りの集団がいたとされる。初期石刃石器群は北回りの集団が用いていたとみられる。 24年に冠遺跡で見つかった石器は、刃がのこぎり状の鋸歯縁(きょしえん)加工石器で、南回りの製作技術との指摘がある。日本列島には先に南回りが到来し、その後に北回りが流入したとの説もある。冠遺跡は良質な石材の産地で、南回りと北回りの集団は、いずれもこの地を生活拠点にしたとみられる。 国内で初期石刃石器群の確認は、長野県佐久市の香坂山遺跡(約3万7000年前)に次いで2例目。同時期に約600キロ離れた地点で、同じ石器の製作技術が用いられたことになる。沖さんは「北回りの集団は列島内を一気に駆け抜けたようだ。出土品の再整理などで他の遺跡でも初期石刃石器群が見つかる可能性があり、拡散の様子がさらに分かってくるかもしれない」と話す。【高島博之】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>