Windows 11を使っていて、サインイン直後にタスクバーが固まる、デスクトップが真っ白のまま表示されない、右クリックメニューが反応しないといったファイルエクスプローラーに関連する不具合に悩まされていた人は少なくありません。幸い、Microsoftはこれらの症状を「既知の問題」と認め、5月の月例更新で改善したと発表しました。サインイン直後のフリーズや右クリック不具合の原因と修正これらの問題の中心にはexplorer.exeの信頼性低下があります。explorer.exeの不安定さが、タスクバーやデスクトップの各種操作、タスクビュー、エクスプローラーのクイックアクセスのピン留め解除など、幅広い操作に影響していました。5月12日に配信されたWindows 11 KB5089549(実際はKB5083631)では、これらの不具合をまとめて改善する内部的な変更が含まれています。[General Reliability] This update brings underlying changes to help improve explorer.exe reliability, including at sign‑in, when interacting with taskbar menus and Task View, when unpinning items from File Explorer’s Quick Access, and more.[全般的な信頼性]この更新には、explorer.exe の信頼性を向上させるための内部的な変更が含まれています。サインイン時、タスクバーのメニュー操作、Task View の利用、エクスプローラーのクイックアクセスから項目をピン留め解除する際など、さまざまな場面での動作が改善されます。ただし、Microsoftによると修正の効果がすぐに体感できない場合もあるとのことです。スタートアップアプリの動作も高速化今回の更新では、explorer.exeの安定化だけでなく、スタートアップアプリの起動パフォーマンス改善も行われています。[General Performance] This update improves the performance of launching startup apps after starting your device (apps listed under Settings > Apps > Startup).[全般的なパフォーマンス]この更新により、デバイス起動後に実行されるスタートアップアプリ(設定 > アプリ > スタートアップに表示されるアプリ)の起動パフォーマンスが改善されます。Windows 11では、Chrome Updaterのようにアプリが自動でスタートアップに登録されることがありますが、複数のアプリが同時に起動するとCPUやディスクを奪い合い、PCが重くなる原因になります。Microsoftはこの挙動を最適化し、起動直後のもたつきを減らす仕組みを導入しました。これにより、ブート後の操作がよりスムーズになることが期待されます。そのほかの改善点今回のアップデートでは、以下のような細かな改善も進んでいます。タスクバーのシステムトレイの高速化Windows Helloの動作改善低スペックPC向けの「Low Latency Profile」テスト開始2026年はWindows 11の品質改善に注力するとMicrosoftは宣言しており、タスクバーの位置変更やサイズ調整、スタートメニューのカスタマイズ強化など、ユーザー体験の向上が続いています。