朝日新聞記事2026年5月23日 7時00分有料記事岡純太郎開幕1周年を迎えた大阪・関西万博の跡地=2026年4月13日午前9時56分、大阪市此花区、朝日放送テレビヘリから、米田怜央撮影 昨年10月に閉幕した大阪・関西万博には仕事とプライベートを合わせて80回以上通った。社内で一番万博会場を訪れたと自負し、会期中から勝手に「万博記者」と名乗っている。 そんな私が注目するのが万博の「レガシー(遺産)」をめぐる議論だ。 4月末に東京都内であった国の会議では、チケット収入などで得た運営黒字を万博で披露された最先端技術の実用化に充てたり、大屋根リングの一部保存や記念館を含む公園ゾーンの整備に充てたりする案がまとめられた。万博の成果検証委員会には国や自治体、経済界の関係者のほか会場デザインプロデューサーの藤本壮介さん(手前左)や日本館名誉館長の藤原紀香さん(手前左から2人目)らも出席した=2026年4月27日午後3時34分、東京都千代田区霞が関1丁目、岡純太郎撮影 万博は多額の税金を使った国家イベントだが、会場はたった半年で姿を消す。主催者らが万博に行けなかった人や将来世代に向け、成果や意義を伝えようと考えるのは当然だ。一方、万博をそれぞれの人生にどう生かすのかを考えることも重要だと思う。 「あなたにとって万博とは何でしたか?」。開幕1周年のイベントで来場者に聞いて感じたのは、自身の未来を描くことの大切さだった。大阪・関西万博開幕1周年イベントに登場した公式キャラクターのミャクミャク(右)と、2027年国際園芸博覧会のトゥンクトゥンク=2026年4月12日午前10時47分、大阪府吹田市の万博記念公園、水野義則撮影 大阪市内の50代の女性は、パーキンソン病と闘う親族がいるという。治療に困難さを感じていた時期もあったが、培養液の中で動くiPS細胞で作った心筋シートを見ながら「近い将来に病気が治せるかもしれないという希望をくれた」と語った。市内の小学4年生の女児は、学校で習った英語を使い海外パビリオンのスタッフと会話を楽しんだ。将来の夢は看護師といい「日本語が話せない患者さんにも優しく接する看護師さんになりたい」と目を輝かせた。 万博には184日間の会期中…関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月23日 (土)辺野古の平和学習「不適切」ナフサ不足でラベルレス米「しょまりん」現役復帰へ5月22日 (金)最年少の女性市長 産休取得へ中国漁船 東シナ海で「壁」作る自民党「国力研究会」初会合5月21日 (木)郵便物の回収業務で便宜か大阪都構想、住民投票へ「ミセス」ヒット曲が最高額5月20日 (水)日韓がエネルギー協力で一致新幹線工事の入札で談合か子供のSNS禁止 欧州で異論もトップニューストップページへNPT会議、3回連続で成果文書の採択できず 条約、形骸化の恐れ7:07辺野古学習「違法」、異例の判断 文科省「全体としてバランス欠く」22:00栃木強盗殺人、警視庁が捜査加入へ 警察庁指示 中核人物摘発に向け5:01メガソーラーは許可制、千葉県が条例骨子案 県内全域が対象は全国初6:00ルハンスク州の学生寮攻撃で6人死亡 プーチン氏「ナチズム」と非難2:24悲鳴は「目詰まり」危機認めぬ政権 「平時の演出」に蓄え溶かす時か7:00