深掘り2026年5月23日 8時00分有料記事編集委員・吉田伸八 板倉大地 警察官の採用をめぐる環境が厳しさを増している。全国の採用試験の受験者数は20年前の4分の1以下に減り、今後は大量退職も見込まれる。警察庁は、採用の間口を広げようと、試験方法や中途採用の年齢制限の緩和など、制度の見直しに乗り出した。秋田県警はユーチューブで、秋田県住みます芸人の「ちぇす」が警察学校に体験入校する動画を配信している=県警の採用チャンネルから 警察庁によると、都道府県警の警察官採用試験の受験者数は2024年度が4万3059人で、競争倍率は04年度の11.6倍から3.5倍に落ち込んだ。試験に合格しても辞退する人が多く、辞退者が合格者全体の半数にのぼる警察もあるという。 警察官の志願者が減る一方で、退職者は増える見通しだ。近年、退職者は年間5千~6千人ほどで推移しているが、現在40歳前後の世代が退職期に近づく15年ほど後になると、年間約8千人に膨らむとみられる。 今後、若年層の人口はさらに減少すると見込まれ、警察庁は「採用情勢はいっそう厳しさを増す中、優秀な人材の確保が必要不可欠」と危機感を強める。採用試験は各都道府県警がそれぞれ個別に実施しており、今年4月には「緊急対策プラン」として、全国の警察に対して、具体的な取り組みのあり方を示した。 柱の一つが、採用試験の見直しによる「採用間口の拡大」だ。 警察官の採用試験には、警察官に必要な基礎知識などを問う特有の教養試験がある。警察庁は、そうした試験に特化した対策をしなくても受験しやすいように、民間企業の採用で普及しているSPIなどの適性試験を導入し、受験方式の選択肢を広げるよう促している。すでに約半数の警察で導入されているという。 試験時期の見直しも検討する…この記事を書いた人吉田伸八編集委員|警察庁担当専門・関心分野警察行政、事件、犯罪板倉大地東京社会部|警視庁担当専門・関心分野事件、事故、警察行政関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月23日 (土)辺野古の平和学習「不適切」ナフサ不足でラベルレス米「しょまりん」現役復帰へ5月22日 (金)最年少の女性市長 産休取得へ中国漁船 東シナ海で「壁」作る自民党「国力研究会」初会合5月21日 (木)郵便物の回収業務で便宜か大阪都構想、住民投票へ「ミセス」ヒット曲が最高額5月20日 (水)日韓がエネルギー協力で一致新幹線工事の入札で談合か子供のSNS禁止 欧州で異論もトップニューストップページへNPT会議、3回連続で成果文書の採択できず 条約、形骸化の恐れ7:07辺野古学習「違法」、異例の判断 文科省「全体としてバランス欠く」22:00栃木強盗殺人、警視庁が捜査加入へ 警察庁指示 中核人物摘発に向け5:01悲鳴は「目詰まり」危機認めぬ政権 「平時の演出」に蓄え溶かす時か7:00硬派なテーマの動画なぜ人気?リハック創設者が語るマスコミとの違い7:027イニング制議論の前に「野球界の体質」に警鐘 慶応監督からの提言7:00