映画の推し事深掘り 勝田友巳毎日新聞 2026/6/3 16:00(最終更新 6/3 16:00) 有料記事 2274文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷帰国後の記者会見で、記念撮影に並ぶ岡本多緒さん(右)とビルジニー・エフィラさん=東京都千代田区の日本記者クラブで2026年5月26日、鈴木紫門撮影 第79回カンヌ国際映画祭(5月12~23日)は、最高賞のパルムドールにルーマニアのクリスティアン・ムンジウ監督による「フィヨルド」を選んで幕を閉じた。社会の矛盾を踏み込んで問いかけたムンジウ監督作品の受賞は、世界が不安定に揺らぐ中で開かれた今回のカンヌを象徴していた。 一方で、日本の映画が大きな存在感を示した。女優賞には濱口竜介監督の「急に具合が悪くなる」に主演した岡本多緒、ビルジニー・エフィラがそろって選ばれた。ほかにも多くの日本人監督の作品が上映され、併設の見本市・マルシェでは日本がカントリー・オブ・オナーとなった。 現地を取材した記者が熱気に包まれた12日間を振り返る。 <主な内容> ・「正しさ」を問うた「フィヨルド」 ・同性愛者たちを巡る表現も成熟 ・敬意を持って認められる日本映画多様性を目指す先進社会の不寛容さ ムンジウ監督のパルムドール受賞は、2007年の「4ケ月、3週と2日」に次いで2度目。同賞を2度受賞した監督は、今村昌平、ダルデンヌ兄弟、ビレ・アウグスト、リューベン・オストルンドら10組しかいない。 賞レースの下馬評では最有力ではなかったものの、現代を鋭く見つめるムンジウ監督の受賞は納得の結果だった。 「フィヨルド」は、「正しさ」を問う物語だ。ルーマニアからノルウェーに引っ越してきた一家は、キリスト教福音派の教えに従い子どもを厳しくしつけている。しかし時に体罰を与えたことが虐待とされ、親子はノルウェーの児童保護担当者によって無理やり引き離されてしまう。 多様性を実現したはずの先進的な社会が抱える不寛容さ、排斥される少数派の存在を、戸惑い翻弄(ほんろう)される家族に託して描き出した。 ムンジウ監督は「我々が絶対に正しいと信じる何かでも、他人に押しつけてはならない。他者の価値観を否定するのではな…この記事は有料記事です。残り1506文字(全文2274文字)【最新記事】【前の記事】「犯罪都市」は日韓映画の未来を開く 水上恒司とユンホのケミストリー関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>