深層サイエンス:目前に広がる驚がくの光景 国境の島で露呈した人間社会の課題

Wait 5 sec.

深層サイエンス毎日新聞 2026/5/31 08:00(最終更新 5/31 08:00) 有料記事 2104文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷海岸には漁具など目を疑うほど大量のプラスチックごみが漂着していた=長崎県対馬市で2025年12月20日、田中泰義撮影 本の世界、過去の物語だと思れがちですが、間違いだったようです。1962年にレイチェル・カーソンが農薬による環境汚染を描いた「沈黙の春」さながらの光景が、長崎県・対馬に広がっています。昨年末、現場を歩いた田中泰義記者がその現状を通して、21世紀の環境問題を論考しました。現実を直視、まず行動の時田中泰義(専門編集委員) 「自然は、沈黙した。鳥たちは、どこへ行ってしまったのか。みんな不思議に思い、不吉な予感におびえた」(青樹簗一(あおきりょういち)訳) 27日はカーソンの誕生日だった。それから1世紀余を経て、私も生き物の息づかいが感じられない光景に遭遇した。場所は国境の島、対馬。東京23区よりやや広い約700平方キロに、約2万6000人が暮らす。温暖化で海藻減 大量の漂着ごみ 海は透き通っているのに、箱眼鏡で中をのぞくと、魚はおろか、ワカメやヒジキなどの海藻の姿がなく、岩がむき出しになっている。「磯焼け」という現象で、まるで海の砂漠だ。近海はかつてアカムツやアマダイなどの高級魚が取れ、「宝の海」と言われた。ところが半世紀前に比べて海藻類の陸揚げ量は99%も減った。藻場は魚介類の生息地や産卵場となる「海のゆりかご」であり、水質浄化や二酸化炭素吸収の機能が損なわれてしまった。 主な原因は温暖化とされる。近海の海水温は過去100年間で1・34度上昇し、今やアワビは、100匹しかいないといわれる国の天然記念物ツシマヤマネコより目にしにくいという。今世紀末に20世紀末より3・47度高くなるとの予測もあり、まさに緊急事態だ。…この記事は有料記事です。残り1439文字(全文2104文字)【前の記事】患者の渡航に「危機感」 移植用ブタの国産化へ政府後押し関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>