孤独の現場から:最愛の妻の遺骨を口に、家はあの日のまま 遺品整理業男性の過去

Wait 5 sec.

孤独の現場から毎日新聞 2026/6/2 07:00(最終更新 6/2 07:00) 有料記事 3096文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷山口聖さん(左)と妻直美さんの写真。バレンタインデーに直美さんがメッセージ入りで贈ってくれた=山口さん提供 家具、置物、衣類、手紙……。 一つ一つ整理していくうち、故人が大切にしていたものが少しずつ見えてくる。 「残すもの」としてより分け、形見の品とともに遺族に手渡す。 遺品整理などを手がける「清庭(さにわ)」社長、山口聖(ひじり)さん(51)は2017年、妻を亡くしたことを機にこの仕事を始めた。 「ただ片付ければいい、ということではなく、ご遺族の思いがどこにあるのかを酌み取ることが大切です」 そう心がけるのは、山口さんも1人で遺品と向き合った経験があるからだ。 この記事は2回に分けて掲載します。 前編 ゴミ屋敷で孤独死 認知症疑い80代母、息子の異変に気づかず <後編の主な内容> ・突然の別れ ・「一緒にいたい」と願った妻 ・5年越しのプロポーズ ・体の不調からうつ病に ・妻を亡くしたあの日 ・止まったままの時間 ・遺品と向き合う ・死者の尊厳を守るために突然の別れ 13年5月1日、ラジオから流れてきたニュースに、山口さんは胸騒ぎがした。 駅で人身事故があったという。 聞き終わらないうちに、携帯が鳴った。 「すぐ来てください」 警察からだった。 職場からどうやって向かったのかは覚えていない。 気づいたら警察署の入り口に立っていた。 取調室のような狭い部屋に案内され、妻直美さん(当時38歳)が亡くなったと告げられた。 自死だった。 ひつぎの中の直美さんは白い布でぐるぐる巻きにされていた。 「警察には亡くなったと言われた。家にも帰って来ていない。でも妻の姿を見ていない。本当なのか、いや違うかもしれないと、ずっと苦しかった」「一緒にいたい」と願った妻 納骨前、骨つぼから骨を出して部屋中に広げた。 事故の衝撃で、頭の一部の骨がなくなっているのが分かった。 死亡診断書には「脳挫傷」とある。 「ああ、ここなんだ」 そうやって、直美さんの死をのみ込んでいくしかなかった。 「聖の中に入りたい」 亡くなる1週間ほど前、直美さんはそう言っていた。 「一緒にいたい、ということだったんだろうな」 そう思い、山口さんは骨を口に含んだ。5年越しのプロポーズ 2人は、家の中でも手をつなぐような仲良し夫婦だった。…この記事は有料記事です。残り2191文字(全文3096文字)【前の記事】ゴミ屋敷で孤独死 認知症疑いの80代母、息子の異変に気づかず関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>