2026年6月2日 17時26分青山祥子長島ダムの人工湖に浮かんだように見える大井川鉄道の奥大井湖上駅(中央)=2026年5月30日、静岡県川根本町、東郷隆撮影 大井川鉄道(静岡県島田市)は2日、秘境の渓谷を走ることで知られる井川線の料金を、7月1日から最大20倍強に値上げすると発表した。いまは乗車区間に応じた運賃(160円~1340円)の普通列車だが、1回の乗車につき一律3500円(小児半額)の観光列車に変更する。客単価を上げることで赤字脱却を目指す狙いがある。 大井川鉄道は、蒸気機関車「トーマス号」で人気の大井川本線と井川線に分かれている。井川線はダム湖に浮かんでいるように見える奥大井湖上駅や、急勾配を登る日本唯一の「アプト式電気機関車」など独自の魅力で人気を集める。ダム湖の上を走る大井川鉄道井川線の列車=2026年5月30日、静岡県川根本町、東郷隆撮影大井川鉄道井川線のアプト式列車=2026年5月23日、静岡県川根本町犬間、戸村登撮影オンラインでの事前予約制が基本 大井川鉄道によると、1日5往復の全便を観光列車とし、オンラインでの事前予約制を基本とする。一部の駅は通過するようになるが、上りの始発と下りの最終は各駅停車とし、1車両だけは運賃で乗れるようにする。通勤や通学での利用は15年間ないというが、沿線住民を対象に無料で乗車できる2年間有効のパスを手数料千円で発行する。 普通列車を全便観光列車化するのは全国初の事例だという。鳥塚亮社長は「地域とともにより良い姿へと育っていくための出発点。観光で盛り上げていくお手伝いをしたい」と述べた。大井川鉄道の路線図 大井川鉄道は基幹路線の本線が2022年9月の台風15号で被災し、今も約半分の区間が運休中だ。コロナ禍もあり19年度から赤字が続く。一方、値上げで井川線の乗車数が1割ほど減るとの見通しも示しており、沿線の観光業者から懸念する声があがっている。 値上げをめぐっては、同社が4月中旬に川根本町側に6月1日からの実施方針を伝えた。ただ、町議らから「突然の話で、値上げ幅が大きすぎる」などと懸念や反発が広がり、延期となった経緯がある。関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月2日 (火)国旗損壊罪 SNS配信も対象無期フルタイムも同一賃金に就活生へ「オワハラ」 注意を6月1日 (月)本州初 石川でトキの放鳥マンション高騰で戸建て人気消えゆく高校の「学食」5月31日 (日)白黒ポテチ 店頭で販売開始エアコン設置料金 値上げの波サクランボ県・山形で危機感5月30日 (土)日本の人口、1億2305万人海外での健康管理マニュアル完全養殖ウナギ、世界初販売トップニューストップページへ消費減税、来年4月から1%で調整 政府、食料品を2年限定で17:47人材派遣の料金、コロナ禍にカルテル 引き上げ分の多くは大手各社に17:19台風6号接近、宮崎の川にレベル4氾濫危険警報 沖縄で男性意識不明16:12斎藤知事の給料カット、自民・維新が賛成方針 提案から1年、可決へ15:51歌手の菅原洋一さん死去 「知りたくないの」「今日でお別れ」16:30不妊治療10年、「終わり」考えた 悩み続けず「踊り場」あっていい7:00