「合併せず」は独自路線? 全町民に10万円給付、小さな町の謎

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 地図を見ていて、気になった。 取り残されたのか。それとも独自路線か。 大阪府南部の泉佐野市と泉南市が10月、将来の合併を視野に協議を始めると明らかにした。 そこで目にとまったのが、両市に挟まれた小さな町・田尻町の存在だ。 人口約8200人。なぜ、合併協議に加わらないのか。 背景を探ると、関西有数の「資産」を抱えるこの町ならではの事情があった。周辺自治体との会議に参加せず 「現時点で合併は必要ない」 田尻町の山本一男町長は、きっぱりと言い切る。 発端は10月5日。府南部の3市1町の首長が集まった会議の場で、泉佐野と泉南の両市長が合併に向けた研究会の発足を提案した。 府南部の泉州地域では人口減少に歯止めがかからず、公共施設の一部では老朽化も進む。 合併を視野に検討することで行政のスリム化を図り、持続可能なまちづくりを進める狙いがある。 2市長は、会議で周辺の阪南市と熊取町にも参加を呼びかけた。後日、阪南市も議論に加わることを決めた。 一方、田尻町の山本町長はこの場に出席していなかった。 この会議は合併の可能性を視野に呼びかけられており、町は「合併に関する議論をするのであれば参加しない」と断っていたのだ。大阪府内唯一の不交付…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事