英語辞書コリンズは、2026年の「今年の言葉」を発表した=コリンズのホームページのスクリーンショット 世界的に権威のある英語辞書コリンズが、2026年の「今年の言葉」に「Mogging(モギング)」を選んだ。若者の間では、「モグる」「モグられた」などと使われているという。どんな言葉なのだろうか? コリンズのウェブページによると、モギングは、何かにおいてずぬけており、他者を見劣りさせてしまう行為だという。Advertisement 例えば、会社の同僚が外見もよく、仕事もできて、輝いていれば「モギング」であり、見劣りすると思わされた他の同僚は「モグられた(Mogged)」となる。 英BBCによると、モギングは近年、Z世代(1990年代半ば~00年代生まれ)らのスラングとしてソーシャルメディアなどで広まった。26年に入ると、メディアや著名人の間でも使われるようになり、社会に浸透した。ミラノ・コルティナ冬季オリンピック女子フィギュア金メダリストのアリサ・リュウ選手=米西部ロサンゼルスで2026年10月17日、AP 26年2月に開催されたミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュア女子の金メダリスト、アリサ・リュウ選手(米国)も大会の最大の目的は「モグる(圧倒的に輝く)ことだった」と語った。 10年ほど前まで、モギングは、ボディービル界で、「ジムで最も圧倒的な肉体の男性(AMOG:Alpha Male Of the Group)」を示す言葉だったという。 キングス・カレッジ・ロンドンの言語コンサルタント、トニー・ソーン氏はBBCの取材に「もともとは極端な競争心や支配欲を表す有害な言葉だった」と説明。「しかし、人々が皮肉やからかいの意味で使うようになり、今はほぼ無害な言葉となった」としている。 コリンズは、モギングとともに最終候補に残っていた「マンチェスター主義(バーナム英首相が提唱する政治理念)」も「モグっていた」としている。【石山絵歩】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。