シリアがサウジに軍事顧問ら派遣か フーシ派との衝突激化受け

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サウジのムハンマド皇太子(右)と会談するシリアのシャラア暫定大統領=サウジの首都リヤドで2026年11月4日、サウジ国営通信・ロイター ロイター通信は6日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃を受けるサウジアラビアに対し、シリアが軍事顧問らを派遣して助言や部隊の訓練を行っていると報じた。両国は4日に2国間の防衛協定を締結したとされ、軍事・安保面での協力を強化しているとみられる。 サウジはイエメン内戦で暫定政権を支援し、フーシ派と敵対している。内戦は近年小康状態にあったが、2月末からの米イスラエルとイランの戦闘に触発される形で衝突が再燃。サウジの首都空港や石油関連施設がフーシ派の標的になり、サウジが各国に支援を呼びかけていた。Advertisement 報道によると、シリアはここ数週間で数十人の軍事要員をサウジに派遣。同国軍とイエメン暫定政府軍双方の訓練を支援している。ただシリア高官はロイターに対し、シリアの重点課題は国内の治安維持や復興にあるとして「現段階で軍の派遣を実施したとの見方は時期尚早だ」と述べた。 シリアでは13年以上に及ぶ内戦の末、2024年にアサド政権が崩壊。シャラア暫定政権が発足した後、サウジは巨額の対シリア投資を表明するなど緊密な関係を築いている。現地メディアによると、シャラア暫定大統領は4日にサウジを訪問。同国で実権を握るムハンマド皇太子と会談し、防衛や産業協力を含む複数の協定や覚書に署名した。 詳細は公表されていないが、ロイターによると軍事的な助言を通じた支援や訓練、シリア軍の再編を目的とした専門知識の共有が含まれているという。シリア高官はサウジがトルコやパキスタンと締結した安全保障の連携枠組み「メッカ共同防衛協定」を例に挙げ、サウジとの防衛協定が「将来的により広範な協力を含む内容に発展する可能性がある」との見方を示した。【カイロ古川幸奈】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】