「御所南大路」とみられる遺構=神戸市兵庫区で2026年11月6日、山田麻未撮影 平清盛が造営した「福原京」の跡地、祇園遺跡(神戸市兵庫区下三条町)で、造営時に整備された「御所南大路」の一部とみられる遺構が見つかった。「幻の都」とも呼ばれる福原京の明確な遺構が確認されたのは初めて。 神戸市が6日、報道機関に公開した。旧平野小学校に隣接する住宅の跡地で、住宅や商業施設整備に伴い、市が発掘調査をした。Advertisement 遺構は長さ約52メートル、幅12~13メートル。北東から南西方向に、周囲より一段高い形で一直線に整地され、道の両側に石が並ぶ。平安時代後期ごろのものとみられる。 平清盛は1180年に京都を離れて福原に移り、内裏や道路を造営した。安徳天皇が居を移した際の様子を記した貴族の日記に「雪見御所を出発した天皇は、まず御所南大路を東へ向かい……」と記されているが、これまで建造物などが確認されず、実態は謎に包まれていた。 市文化財課の学芸員は「『幻』ではなく具体的に位置を推定できるようになる」と話した。 現地説明会は7日午後1~3時。無料、入退場自由。小雨決行。詳細はウェブサイト「おでかけKOBE」で。【山田麻未】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。