日本生命との1回戦で力投するパナソニックの2番手・定本拓真投手=京セラドーム大阪で2026年10月31日、渡部直樹撮影 第51回社会人野球日本選手権大会に出場し、今季限りで休部が決まっているパナソニック(大阪)の定本拓真投手(26)には、大舞台のマウンドに立つ姿を見せたい人たちがいる。かつて所属していた社会人野球チームが廃部し、同じような経験をした父もその一人だ。 大阪府八尾市出身で、三重高から関西大を経て2023年に入社した。鍛え上げた体を生かし、最速154キロの直球を軸に相手打者をねじ伏せるパワー派の右腕だ。「スパルタ」に反発しなかった理由 父の博史さん(56)はミキハウス野球部で投手としてプレーし、母の洋子さん(58)も同社の実業団ソフトボールチームで選手として活動していた。 アスリート一家で育ち、幼少期から博史さんの「スパルタ」指導で鍛えられた。チーム練習を終えて帰宅後に父との練習が始まり、知らぬうちに自室にトレーニング機器が運び込まれたこともあった。洋子さんは「夫がいなくても休まず練習していて、少しくらい休んでもいいのにと思っていた」と当時を振り返る。 高校では親元を離れて寮生活を経験。その間も博史さんのアドバイスはあり、18年のセンバツ4強入りにつながった。厳しい指導に反発せずついていけたのは、…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】