タンクから梅の実を取り出す職人たち=海南市藤白の中野BCで2026年11月6日午前10時8分、藤木俊治撮影 和歌山県海南市藤白の酒造会社「中野BC」で、今年仕込んだ梅酒の新酒「梅酒NOUVEAU(ヌーボー)」の蔵出しが始まり、作業工程を6日、報道関係者に公開した。暖冬と乾燥の影響で南高梅は3年連続で不作だったが「粒にエキスが集中した」と豊かな味わいを強調している。 6月に砂糖と醸造アルコールの入った巨大タンクに梅を漬け込み、約半年かけて完成させた。液体は別のタンクに移し替えられ、この日は約22万粒が入った梅の実を職人たちが丁寧にかき出した。Advertisement梅を漬け込んだタンクとともに「ヌーボー」をPRする梅酒杜氏(とうじ)の藤原弘彰さん=海南市藤白の中野BCで2026年11月6日午前10時12分、藤木俊治撮影 通常は半年から1年かけて熟成させるが、「ヌーボー」はすぐに瓶詰め。できたてを楽しめるようアルコール度数は原酒の20度としている。梅酒杜氏(とうじ)の藤原弘彰さん(50)は「梅の香りと酸味が感じられるすっきりとした味わいだ」と胸を張る。 解禁は20日で、一升瓶1万本に相当する約1万8000リットルが国内外へ出荷される。 工場は8月に火災に見舞われたが、主力商品の梅酒の製造ラインは影響を受けなかった。【藤木俊治】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。