門司港の旧JR九州本社ビル、ホテル開業へ 歴史的外観を保存

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ホテルに生まれ変わる旧JR九州本社ビル。右はJR門司港駅=北九州市門司区西海岸で2026年11月5日午後1時43分、谷由美子撮影 JR門司港駅そばの歴史的価値が指摘される「旧JR九州本社ビル」(北九州市門司区)を巡り、市から建物を購入した不動産会社など4社でつくる共同事業体(JV)は6日、2030年1月に97室のホテルを開業すると発表した。総工費約60億円。事業者は「北九州全体に人の流れを広げたい」とする。 旧JR九州本社ビルは1937年に三井物産門司支店として建設され、2001年までJR九州北九州本社として使用された。市が05年に取得し、17年には文化庁の日本遺産に登録された。地上6階、地下1階建て。Advertisement旧JR九州本社ビル活用事業のイメージ図=門司築興共同事業体提供 改修では、外観や共用部を可能な限り保存する方針。ホテルは2~6階に入り、1階は「門司港のリビングルーム」をコンセプトにカフェや飲食店、古着店などが入る。屋上には関門海峡を望むバーやサウナを設け、宿泊者以外も利用できる。JR門司港駅前広場では、ホテル運営会社が朝市や音楽イベントなどを開催。旅行者と地域住民が自然に交流できる空間を目指す。 この日、JVを構成する4社と市は、にぎわいの創出や建物の歴史的価値を踏まえた保全、地域連携を柱とする協定を締結した。 同ビルを巡ってはホテル開業計画を示した香港の投資会社が23年12月に撤退。再公募で同JVが26年3月に優先交渉権者に選ばれた。 JV代表企業の日鉄興和不動産の吉澤恵一副社長は「門司港は現在は日帰り旅行が中心。泊まること自体が旅の目的となるホテルを作る。歴史的価値を丁寧に受け継ぐ」と話した。【山下智恵】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。