朝日新聞記事独自2026年5月22日 5時00分有料記事姫路独協大=2026年3月、兵庫県姫路市 少子化で定員割れに追いこまれる私立大学が相次ぐ。そうしたなか、姫路独協大(兵庫県姫路市)を譲渡する交渉が進められた際、現金の受け取りや会食接待が行われていたとして、運営する学校法人・独協学園(埼玉県草加市)が第三者委員会を設け、調査を始めた。経営難に陥った大学をめぐって何が起きていたのか。 独協学園は、現金受領や会食接待について、取材に「調査中であり、現時点での回答は差し控える」と文書で回答した。 定員割れに苦しむ私立大は多く、日本私立学校振興・共済事業団によると、2025年度の入学者が定員を下回った私立大は半数以上の53.2%にのぼる。姫路独協大、年間赤字は10億円程度 姫路独協大は1987年、市から15万平方メートル超の市有地を無償で譲り渡されて開学した。世界文化遺産として知られる姫路城から北に4キロほどに位置する。 医療保健学部、看護学部などを抱えるが、昨年5月時点で学部生の収容定員1820人に対し、在籍人数は816人。昨春の入学者は定員の半数を下回り、年間の赤字は10億円程度になる。 21年には姫路市に公立化を打診したが「困難」との回答を受けて断念した。学園関係者によると、仮に閉学を選んだとしても、閉学までに教職員の人件費などに100億円規模がかかると見込まれ、まずは譲渡交渉を優先することになったという。学校法人独協学園の本部事務局がある独協大学=埼玉県草加市 朝日新聞は、複数の学園関係者らに大学の譲渡交渉に関する取材をすすめた。 経営難に陥った大学の譲渡に向け、学園が元警察官僚個人を相手に基本合意を結んだのは24年2月のことだ。 当時の計画では1年半ほどの間に大学を運営する新しい学校法人をつくり、新法人の理事長に元官僚が就任する予定となっていた。 学園との合意に向けたやり取りについて、複数の関係者は「実際には元官僚ではなく、学校法人の経営や合併・買収に詳しいと紹介された男性が担った」と明かす。 しかし、1年半が過ぎても学校法人は新設されなかった。譲渡交渉の過程が不透明との指摘が理事会から出ていたこともあり、25年9月に基本合意は解除された。 学園が重大なコンプライアンス違反の疑いがあるとした事案は、その後に進められた学園の内部調査で発覚した。 男性との交渉を担った学園の…関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月22日 (金)最年少の女性市長 産休取得へ中国漁船 東シナ海で「壁」作る自民党「国力研究会」初会合5月21日 (木)郵便物の回収業務で便宜か大阪都構想、住民投票へ「ミセス」ヒット曲が最高額5月20日 (水)日韓がエネルギー協力で一致新幹線工事の入札で談合か子供のSNS禁止 欧州で異論も5月19日 (火)夏の電気・ガス代 補助再開へ市長の行為をセクハラ認定今年全国で初めての猛暑日トップニューストップページへ法務大臣、再審無罪事件受けた「反省」表明へ 再審法案の提案理由で5:00独自郵便の回収業務、複数業者から接待か 元主任担当後に契約額3億増加5:00兵庫の母娘遺体で捜査本部、殺人と断定 死亡推定はともに13日ごろ0:33「国力研究会」初会合 非主流派の抱きつきで「作った意味なくなる」20:23あえて有線誘導、ヒズボラのドローンが攻勢 イスラエルは対策公募中13:00元ボクシング世界王者の井岡弘樹さん アルコール依存症で命の危機も11:00