Windows 11 25H2/24H2向けの5月の月例更新プログラム「KB5089549」では、一部の環境で、インストールが失敗する問題が報告されています。KB5089549を適用しようとした際、何度試してもインストールが完了せず、最終的に「Something didn't go as planned. No need to worry--undoing changes. Please keep your computer on」というメッセージが表示されるケースがあるとされていました。Microsoftが、この不具合を正式に認め、原因と対処方法を公開しています。原因はEFIシステムパーティションの空き容量不足Microsoftによると、今回のインストール失敗は、EFIシステムパーティション(ESP)の空き容量が10MB以下になっている環境で発生します。更新プログラムのインストールは最初の段階では正常に進むものの、再起動後の35〜36%付近で失敗し、ロールバックされます。エラーコードは0x800f0922で、CBS.logには「Insufficient free space」など、ESPの空き容量不足を示す記録が残るとのことです。Microsoftは現時点で次の2つの回避策を案内しています。1. レジストリ設定で ESP の空き容量問題を回避管理者権限のコマンドプロンプトで以下を実行し、再起動後に再度インストールを試す方法です。reg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Bfsvc" /v EspPaddingPercent /t REG_DWORD /d 0 /fこの設定により、ESPの空き容量チェックに関する挙動が調整され、インストールが進む可能性があります。2. 管理環境では KIR(Known Issue Rollback)を適用企業や組織の管理下にあるPCでは、グループポリシーを使ってKIRを適用することで問題を回避できます。まとめKB5089549はセキュリティ更新として重要なパッチですが、ESPの空き容量が少ない環境ではインストールに失敗する可能性があります。もし0x800f0922エラーが出る場合は、Microsoftが案内しているレジストリ修正やKIRの適用を試すことで解決できる可能性があります。なお、KB5089549適用後にネットワーク速度が低下するという別の問題も報告されていますが、こちらについてはMicrosoftはまだ不具合として認めていません。