400年途絶えていた茶の湯釜の名器「芦屋釜」 再興拠点の魅力

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毎日新聞 2026/5/16 07:15(最終更新 5/16 07:15) 1000文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷資料館で展示されている国の重要文化財の「芦屋霰地真形釜」(中央)。右は新郷英弘館長=福岡県芦屋町山鹿の芦屋釜の里で2026年4月17日午後3時8分、谷由美子撮影 週末にちょっと出かけたい九州・山口の博物館や美術館、文化施設を紹介します。逸品の“里帰り”機に 400年間途絶えていた茶の湯釜の名器「芦屋釜」再興の拠点は、美しい日本庭園と共に訪れる人を「和」の世界に導いてくれる。 14世紀半ばの南北朝時代、響灘に注ぐ遠賀川河口域、筑(ちく)前国(ぜんのくに)芦屋津金屋(あしやつかなや)(現福岡県芦屋町中ノ浜)の鋳物師(いもじ)の手で生み出されたのが鉄製の芦屋釜。端正な形と薄さ、優美な文様が時の権力者や文化人の心を捉えた。Advertisement資料館で展示されている国の重要文化財「芦屋霰地真形釜」について新郷英弘館長は「胴部の霰文の精緻さが素晴らしい」と話す=福岡県芦屋町山鹿の芦屋釜の里で2026年4月17日午後3時9分、谷由美子撮影 最盛期の室町時代には周防・長門(現山口県)を本拠とし筑前国も治めた守護大名、大内氏が将軍家に度々献納するなど芦屋釜の発展に貢献。その後、江戸初期に途絶えた。 「芦屋釜の里」は芦屋釜の復興を願う町民の声を受け、1995年に町が約6億円をかけて開館。現存する作品の調査・収集などに加え、鋳造技術の研究と鋳物師の育成に取り組む中、2009年に復元に成功した。 20年には、国の重要文化財の芦屋釜8点の一つで長らく所在不明だった「芦屋霰地(あられじ)真形釜(しんなりがま)」を約2億7500万円で購入。悲願だった逸品の“里帰り”を機に24年、約6億7000万円をかけてリニューアルした。復興工房では、ここで16年間修業し2020年に独立した現代の芦屋鋳物師、樋口陽介さんが作業をしている=福岡県芦屋町山鹿の芦屋釜の里で2026年4月17日午後4時8分、谷由美子撮影 「最高の物を作るんだという職人のこだわり。それは600年たっても色あせない」。新郷(しんごう)英弘館長(49)が芦屋釜の魅力を語る。 開催中の企画展「茶の湯釜詳解~姿・技・用を知る~」(6月28日まで)では国重文のほか、この里で生まれた鋳物師2人が復活させた現代の芦屋釜、茶道具などの館蔵品を展示。製造工程から使い方、時を経ても使用可能な状態で残る理由などを解き明かす。 敷地内には約1万平方メートルの日本庭園のほか茶室、抹茶と菓子が楽しめる「立礼(りゅうれい)席」もあり、外国人観光客も多く訪れる。 工房では鋳物師の樋口陽介さん(45)の作業を外から見ることも可能だ。「古い物に価値がある世界で、いいなと思ってもらわないといけないので難しい」と研さんを続ける一方、伝統の技術を生かした喫茶道具などの創作活動にも余念がない。【谷由美子】芦屋釜の里 福岡県芦屋町山鹿1558の3。18歳以上330円、小・中学生と高校生100円(呈茶料は別途)。午前9時半~午後5時。月曜休館(月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館)。電話(093・223・5881)。あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>