MicrosoftがWindows 11のパフォーマンス改善に向けて進めてきた「Low Latency Profile(低遅延プロファイル)」が、更新プログラムKB5089573で正式に提供されることが明らかになりました。Low Latency Profileはアプリ起動やシェル操作の反応速度を底上げする仕組みで、これまでInsider版でテストされてきた機能が、一般ユーザーにも展開されることになります。KB5089573は現段階では、Windows 11のRelease Previewチャンネルで提供されている状態ですが、5月末のプレビュー更新プログラム、さらに6月の月例更新プログラムで一般提供される予定です。アプリ起動やシェル操作がより軽快に現在、Windows 11 Insider Release Preview向けに提供されいてるKB5089573のリリースノートには、以下のような変更が含まれています。[General Performance] This update accelerates app launch and core shell experiences such as Start menu, Search, and Action Center.「アプリの起動やスタート、検索、アクションセンターといったコアシェル体験を加速する」という内容で、これがLow Latency Profileの導入を意味している模様です。Windows 11の動作が重いという声は根強く、Low Latency Profileは体感速度を改善するための重要な施策として期待されています。「CPU ブーストはズルではない」Microsoftが反論Low Latency Profileの仕組みを巡っては、「CPUの一時的なブーストで速く見せているだけで本質的な改善ではないのでは?」という批判もありました。これに対し、Microsoft/GitHubのVPであるScott Hanselman氏はX上で次のように説明しています。Todos los sistemas operativos modernos hacen esto, incluyendo macOS y Linux. No es “hacer trampa”; así es como los sistemas modernos hacen que las apps se sientan rápidas: suben temporalmente la velocidad del CPU y priorizan tareas interactivas para reducir la latencia https://t.co/kRSRMCB2Mw— Scott Hanselman (@shanselman) May 9, 2026 macOSやLinuxを含むすべてのモダンOSが同様の仕組みを採用しているスマートフォンでもタッチ操作のたびにCPUが瞬間的にブーストされているこれは「チート」ではなく、動作を快適にするための一般的な技術つまり、低遅延プロファイルは特別な裏技ではなく、現代的な OS では当たり前のアプローチだというわけです。今後もソフトウェア面の最適化が続くMicrosoft は今年に入ってからも複数のパフォーマンス改善を行っており、今回のアップデートもその流れの一つです。Low Latency Profileのほかに、WinUI 3の導入など内部処理を見直すことで体感速度を高める改良も進められており、さまざまな面から最適化が行わる見込みです。