毎日新聞 2026/5/16 09:45(最終更新 5/16 09:45) 1288文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷愛知県がIR事業の候補地としている中部空港島=常滑市で2020年9月9日、本社ヘリから北村隆夫撮影 カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を検討している愛知県の候補地に対し、海外事業者から「自由に設計できない」との声が上がっている。 候補地は中部空港(常滑市)がある人工島の一部で、県は2000室規模の客室の確保を求めている。だが、滑走路の近くは航空法の規制で高い建物が建てられず、ある事業者は「数百室レベルの確保が限界」と話す。Advertisement 事業者の提案期限は7月末。果たして、手は挙がるのか――。大阪では高さ126メートルの建物を計画 候補地は人工島の東側約50ヘクタール。中央が湾でくぼみ、縦長の鍵のような形になっている。西側の空港の滑走路は、将来的に2本目の整備も計画されている。IRへの活用を検討している区域 航空法は飛行機の離着陸の安全を確保するため、建造物などの高さを規制する「制限表面」を設定。中部空港周辺も規制の範囲となる。 県が3月に取りまとめたIRの実施方針では、建物の高さ上限は45メートル。宿泊施設の客室の総床面積を10万平方メートル以上とし、おおよそ2000室規模となる。1フロアを100室と換算すると、20階建て程度の高さが必要となる。平均的な客室1階分の高さ4メートルで計算すると全体の高さは80メートルとなり上限を超えてしまう。 一方、国内初のIRとして整備が進む大阪・夢洲(ゆめしま)の計画では、中心となる建物は高さ126メートル。地上27階建てで、カジノやホテル、劇場などが入る予定だ。さらに地上13階、高さ56メートルのリゾートホテルも整備される。「国際競争力あるIRにならない」ラスベガス中心部にある華やかなカジノホテル。敷地内でジェットコースターが営業している=米西部ネバダ州で2026年1月5日午後7時46分、浅川大樹撮影 複数の関係者によると、愛知の候補地は「(鍵のような形の)敷地がいびつで、設計が難しい」。高さ制限から「客室は確保できても数百室レベルで、大阪のように数千室は難しい」との見方もある。 海外の事業者からは「規制が多すぎる」との声があり、「国際競争力があるIRにならない」として検討を見送った事業者がいるともいう。 空港を所管する国土交通省は国際基準に準拠したものとし、「(規制を超えることは)原則的に認められない」とする。 県の担当者は、高い建物が建てられない中で客室2000室を確保する難しさを認識しているとし、「(建物を)上に伸ばせない以上は、横に広げるか、下に掘るしかないですかね……」。あくまで実施方針を満たす事業提案を募るというスタンスという。 海外に目を向けると、韓国・仁川には空港隣接のIR施設が二つある。高さは10階ほどで、宿泊施設の客室数はいずれも1000室程度。スケールは県の実施方針の半分ほどにとどまる。 ちなみに45メートルの建物は、愛知県庁(約39・8メートル)よりは高いが、天守台を含めた名古屋城(約55・6メートル)よりも低い。名古屋の繁華街・栄にある観覧車の最高到達点(52メートル)には及ばない高さだ。 観光庁のまとめでは、2024年に県内を訪れたインバウンドは約241万人。東京(約1834万人)や大阪(約1409万人)、京都(約1050万人)などの都市に大きく水をあけられている。県はIRをインバウンド誘致の「起爆剤」として位置付けている。【藤顕一郎】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>